ほしぞら情報 2016年12月
月が木星に接近
夜明け前の月と木星を観察しよう

12月下旬、夜明け前の東の空では、春の星座の中で明るく輝く木星がひときわ目立つ姿を見せています。12月23日には、夜半過ぎ、東の空からこの木星と月が仲良く並んでのぼってきます。しかし月が背景の星空に対して移動しているため、月と木星は時間がたつにつれて名残惜しそうにだんだんと離れていきます。
月の光に負けずに輝く木星を手がかりに、月の位置が背景の星空に対してずれていくようすを観察してみましょう。
参照:暦計算室ウェブサイト
国立天文台暦計算室の「こよみの計算」では、各地の日の出入り、月の出入り、月齢などを調べることができます。代表的な都市での惑星や月の見え方は、国立天文台暦計算室の「今日のほしぞら」で調べることができます。こよみ用語解説の天象の項では、最大離角、衝、合、留などの惑星現象の用語について解説しています。