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元欧州宇宙機関(ESA)戦略企画調整部のファビオ・ファバータ氏らが国立天文台を訪問

先端技術センターの概要説明を受ける様子
先端技術センターの概要説明を受ける様子。右からデ・グリジス氏、ファバータ氏、常田国立天文台長。(クレジット:国立天文台)

昨年11月まで欧州宇宙機関(ESA)の戦略企画調整部のトップを務め、現在はイタリア国立宇宙物理学研究機構(INAF)に在籍するファビオ・ファバータ氏と、国際宇宙科学研究所(ISSI)北京支部のエグゼクティブディレクターを務めるリッカルド・デ・グリジス氏ら一行が、2024年1月9日に国立天文台三鷹キャンパスを訪問されました。

ファバータ氏は、この日開催された国立天文台談話会で、過去60年間のスペース・ミッションの歴史と宇宙科学の今後の展望について、欧州の視点に基づいた講演を行いました。引き続き一行は、先端技術センターを訪れて、3Dプリンタを用いたアルマ望遠鏡用の部品製造の現場や、超伝導受信機などを熱心に視察されました。さらに4D2Uドームシアターで、小久保英一郎(こくぼ えいいちろう)教授の解説と共に、宇宙の美しい立体映像を体験されました。その後に設けられた常田国立天文台長、齋藤副台長、鵜澤技術主幹との懇談会では、活発な意見交換がなされました。

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