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国立天文台とUNTECがアルマ望遠鏡受信機製作に関する協定を締結
国立天文台とチリ大学技術移転財団(UNTEC)は、アルマ望遠鏡バンド2受信機のコンポーネントの製作に関する協定を締結しました。
バンド2受信機は、国立天文台の協力により欧州南天天文台が主導して開発・製作を進めています。国立天文台はプラスチックレンズやフィードホーンアンテナなどの光学部分を提供し、チリ大学は、国立天文台の支援でバンド1受信機のレンズを製作した経験を踏まえ、バンド2受信機のレンズ製作を国立天文台の支援を受けながら行います。この最新技術を用いて製作したレンズは、バンド1受信機のレンズと同様に国立天文台を経由してアルマ望遠鏡に納入されます。
2023年11月22日、常田佐久(つねた さく)国立天文台長をはじめ、国立天文台アルマプロジェクト長のアルバロ・ゴンサレス教授、国立天文台チリ法定代表の渡邊照行(わたなべ てるゆき)チリ観測所長が、チリ大学および技術移転財団を表敬訪問しました。国立天文台とチリ大学とのこれまでの協力関係や、この度のバンド2の協定を振り返り、将来の協力関係の抱負について意見交換をされました。チリ大学エンジニアのピアノ演奏による歓迎と記念撮影の後、チリ大学の宇宙・惑星探査研究室を訪れて最新の技術開発の進捗について説明を受けました。