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レバノン・ノートルダム大学と研究学術協力の覚書を締結

《左》NDUのべシャーラ・クウォーリー学長、《右》ニダル・ヤヒヤー駐日レバノン大使(左)と常田佐久・国立天文台長(右)
《左》NDUのべシャーラ・クウォーリー学長(クレジット:ノートルダム大学)、《右》ニダル・ヤヒヤー駐日レバノン大使(左)と常田佐久・国立天文台長(右)(クレジット:国立天文台)

自然科学研究機構 国立天文台とレバノン共和国のノートルダム大学(NDU)は、研究学術協力の覚書を締結しました。

2022年7月12日には、日本とレバノン等をオンラインでつなぎ、常田佐久国立天文台長、NDUのべシャーラ・クウォーリー学長による覚書の調印式が執り行われました。この調印式には、ニダル・ヤヒヤー駐日レバノン大使のほか、駐レバノン日本大使館からのご臨席もありました。

国立天文台とNDUとの研究学術協力については、最初の覚書が2014年6月に締結されています。この覚書の下、日本とレバノンの研究者が突発天体、小惑星、変光天体等の共同観測研究を行うことを目的として、60センチメートル反射望遠鏡が国立天文台から新しい天文台の建設を計画していたNDUに提供されました。この望遠鏡は高知県の芸西天文台から国立天文台に寄贈されていたものです。

今回の覚書は、これまでの両者の協力関係の継続を確認するために締結されました。計画中のNDUの天文台は現在、建設準備が進められている段階です。完成すれば、アラブ・中東地域で最も高い標高にある天文台となる予定で、提供された望遠鏡は近い将来、大いに活用されることになるでしょう。

本覚書の締結が、天文学研究分野における日本とレバノンの更なる連携の基礎となることが期待されています。

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