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廣田助教が日本学術振興会ひらめき☆ときめきサイエンス推進賞を受賞

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本賞を受賞した廣田朋也 助教と常田佐久 国立天文台長の写真
本賞を受賞した廣田朋也 助教(左)と常田佐久 国立天文台長(右)

国立天文台水沢VLBI観測所の廣田朋也(ひろたともや)助教が、日本学術振興会の「平成30年度 ひらめき☆ときめきサイエンス推進賞」を受賞しました。廣田氏は、2013(平成25)年度から毎年、沖縄県石垣市にあるVERA(ベラ)石垣島観測局ならびに石垣島天文台において「美ら星(ちゅらぼし)研究体験隊」を実施し、5年間で79名の高校生に天文学の観測・研究体験の機会を提供してきました。

「ひらめき☆ときめきサイエンス~ようこそ大学の研究室へ~KAKENHI(研究成果の社会還元・普及事業)」は、大学や研究機関で科学研究費助成金(科研費)によって行われている最先端の研究成果を小中高校生に紹介するプログラムです。今回の賞は、この事業を継続的に実施した研究者を表彰するものです。

受賞に際し廣田氏は次のように述べています。

「ひらめき☆ときめきサイエンスの補助により、美ら星研究体験隊の企画を全国に広げることができ、多くの高校生に天文学研究の魅力を発信することができました。企画のサポートだけでなく、このような賞までいただけるとはたいへんありがたく思います。美ら星研究体験隊の開始当初からご協力くださったNPO法人八重山星の会、沖縄県立石垣青少年の家、沖縄県立 八重山高等学校・八重山商工高等学校・八重山農林高等学校の皆様、ご参加いただいた高校生の皆様、そして一緒に企画を実施してきた大学院生や研究員の皆様に感謝いたします」。

また、「来年度以降も楽しくかつ科学的にも意義のある研究体験プログラムを提供していきたいと考えています」と、抱負を語っています。

美ら星研究体験隊とは

「美ら星研究体験隊」は、国立天文台水沢VLBI観測所が沖縄県石垣市の各共催団体と協力し、2005(平成17)年度から毎年夏に開催している天文学の観測・研究体験プログラムです。2013(平成25)年度からは日本学術振興会の「ひらめき☆ときめきサイエンス」に採択され、全国の高校生を対象に、VERA石垣島観測局の20メートル電波望遠鏡や石垣島天文台の105センチメートル光学赤外線望遠鏡「むりかぶし」を用いた研究体験を実施しています。2018年度も8月13日から15 日までの日程で開催予定です(本年度の募集は締切りました)。

美ら星研究体験隊では、科研費の補助を受けているVERAを用いて、星の誕生・進化や、天の川銀河に関連したテーマを中心に、天文学の観測・研究体験を行っています。VERAを使った観測ではメーザーと呼ばれる強い電波源天体の探査を行い、過去12回の開催で7回の新メーザー源の検出に成功しています。また、むりかぶし望遠鏡を用いた観測では、2008年に小惑星「あやぱに」を発見するという成果もあげています。

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