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第3回ユニバーサルデザイン天文教育研究会〜教材研究ワークショップ参加募集
第3回ユニバーサルデザイン天文教育研究会~教材研究ワークショップが、2016年9月24から26日に国立天文台三鷹にて開催されます。障害者などマイノリティの立場にある方々を意識した天文教育の研究会です。8月25日まで、参加の申し込みを受け付けています。
宇宙に興味を持ち宇宙について学ぶことは、世代や性別、国籍、障害の有無を問わず、誰でも等しく享受できるべきものです。この研究会は、誰もが楽しめる天文教育・普及活動を進めていくため、考え方や経験を共有するためのネットワークを作り、それを実践にいかすことを目的としています。事例紹介がメインだった第1回(2010年)研究会が、第2回(2013年)では、参加者同士が「ともに学び、動く」ためのきっかけ作りへ発展しました。
第3回となる今回は、単なる講演(聞く、見る)にとどまらず、参加と体験を重視したワークショップ(参加する、体験する、自ら実践してみる)を中心に据えたグループワークショップを実施します。「音の聞こえない世界を体験する」、「触る感覚を研ぎすませる」など、さまざまな工夫を凝らしたワークショップです。研究会が終了する頃には、参加者の一人一人が主体となって自分の周りで実践し活動を広げていくためのスキルが身につくことを目指します。
さらに、今回は国際化にも力を入れています。海外で先駆的な活動をしている講師を招き、講演を通じて海外でどのような活動が行われているかを学びます。また、日本には海外に誇るべき優れた教材や活動があるにも関わらず、国内でも海外でもあまり知られていません。アジアの近隣諸国から招いた天文教育普及に携わるコミュニケーターや研究者との交流を通じて、日本の活動を海外へ発信するとともに、海外とどのような連携が行えるかを探ります。
マイノリティの立場にある方々を意識した天文教育普及活動を既に実践している方やこれから始めようと考えている方、ご自分の天文教育普及活動を発展させようと考えている方、今回の講演やワークショップに興味をお持ちの当事者の方など、多くの皆様のご参加をお待ちしております。
申し込み方法等の詳細は第3回ユニバーサルデザイン天文教育研究会〜教材研究ワークショップのウェブサイトをご覧ください。