自然科学研究機構 国立天文台

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衛星銀河の合体が超巨大ブラックホールに活を入れる

研究成果

図:すばる望遠鏡の超広視野主焦点カメラHSCで撮影されたメシエ77の深撮像画像。
すばる望遠鏡の超広視野主焦点カメラHyper Suprime-Cam(ハイパー・シュプリーム・カム、HSC)で撮影されたメシエ77の深撮像画像。銀河の色情報はスローン・デジタル・スカイ・サーベイの3色画像から抽出し、HSC画像に追加しています。 オリジナルサイズ(6.6MB)

メシエ77は中心核からジェットや強烈な光を出している活動銀河として有名ですが、みかけは穏やかな渦巻銀河なので、なぜ中心核が活動的なのか謎とされていました。今回、国立天文台と放送大学の研究チームがすばる望遠鏡で撮影したところ、遠い過去に起きた「事件」の存在が浮かび上がってきました。この銀河は穏やかなうわべとは対照的に、実は数十億年前にそばにあった別の小さな銀河を飲み込んで、中心核にある超巨大ブラックホールに活を入れていたのです。メシエ77中心核活動の起源を解明する上で重要な成果です。

この研究成果は、『日本天文学会欧文研究報告(Publications of the Astronomical Society of Japan)』オンライン版で2017年10月26日付で公開され、2017年11月発行の69巻6号に掲載される予定です(I. Tanaka, M. Yagi & Y. Taniguchi, 2017, “Morphological evidence for a past minor merger in the Seyfert galaxy NGC 1068”)。

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