自然科学研究機構 国立天文台

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ビッグバン直後の超音速ガス流が生んだモンスターブラックホールの種

研究成果

シミュレーションより得られたブラックホール形成時のダークマター分布(背景)とガス分布(内側下3パネル)
シミュレーションより得られたブラックホール形成時のダークマター分布(背景)とガス分布(内側下3パネル)。ダークマターが集積した巨大な「ダークハロー」が形成されるが、宇宙初期のガス流速度 (図では右方向)が大きな領域では高速のガスを捉えきれず、抜け出てしまう。最終的にブラックホールを生み出すガス雲も乱れた形状を保ちながら収縮する。 オリジナルサイズ(506KB)

東京大学と京都大学の研究者を中心とする研究グループは、国立天文台が運用する「アテルイ」をはじめとするスーパーコンピュータを用いたシミュレーションを行い、ビッグバン後の超音速ガス流から太陽の34,000倍もの重さをもつ巨大ブラックホールが誕生することを明らかにしました。この巨大ブラックホールが成長することで、これまでの観測で見つかった最遠方の宇宙に存在する超大質量ブラックホール(モンスターブラックホール)の起源と成長を説明することができます。

本研究成果は、2017年9月29日(米国東部時間)に米国の科学雑誌『サイエンス』のオンライン版に掲載されました。

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