自然科学研究機構 国立天文台

銀河系外ホットコアを初検出!―生まれたばかりの星を包む暖かい分子の雲―

研究成果

図
天の川銀河の隣に位置する大マゼラン雲に発見されたホットコアの想像図。生まれたばかりの星を包む分子の雲が描かれている。 オリジナルサイズ(1.33MB)

東北大学、東京大学、国立天文台、筑波大学からなる研究チームは、アルマ望遠鏡を用いた観測により、世界で初めて、私たちの住む天の川銀河以外の銀河に、生まれたばかりの星を包むホットコアと呼ばれる分子の雲を発見しました。また、発見した銀河系外ホットコアのデータを詳細に解析した結果、天体に付随する分子ガスの化学組成が、天の川銀河内の同種の天体のものと比べて、大きく異なることを明らかにしました。この結果は、生まれたばかりの星を包む物質の化学的性質が、それらを取り巻く銀河の個性に強い影響を受けることを示しています。今回の銀河系外ホットコアの初検出は、星や惑星の材料となる物質の化学的性質の研究に新たな可能性を示す重要な第一歩として、大きな注目を集めています。

この研究成果は、2016年8月9日発行のアメリカ天文学会の天体物理学専門誌『アストロフィジカル・ジャーナル』827号に掲載されました(T. Shimonishi et al., 2016, "The Detection of a hot molecular core in the Large Magellanic Cloud with ALMA")。

詳しくは、銀河系外ホットコアを初検出!―生まれたばかりの星を包む暖かい分子の雲―(アルマ望遠鏡)をご覧ください。

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