自然科学研究機構 国立天文台

130億光年彼方での一般相対性理論の検証~アインシュタインは間違っていなかった?~

研究成果

このプレスリリースは、2016年5月11日に東京大学より主導発表されたものです。詳しくは、東京大学国際高等研究所カブリ数物連携宇宙研究機構のプレスリリースをご覧ください。

FastSound サーベイによって明らかになった3次元銀河地図
FastSound サーベイによって明らかになった3次元銀河地図

東京大学国際高等研究所カブリ数物連携宇宙研究機構(Kavli IPMU)の奧村哲平特任研究員と日影千秋特任助教、東京大学大学院理学系研究科天文学専攻の戸谷友則教授を中心に、東北大学大学院理学研究科天文学専攻の秋山正幸准教授及び京都大学大学院理学研究科物理学・宇宙物理学専攻の岩室史英准教授、太田耕司教授らから成る国際研究グループは、すばる望遠鏡を用いたFastSound(ファストサウンド)という銀河サーベイにより、平均して130億光年もの遠距離にある約3000個もの銀河までの距離に基づく宇宙3次元地図を完成させました 。

さらに地図中での銀河の運動を詳しく調べ、重力によって大規模構造が成長していく速度の測定に初めて成功しました。そして、そのような遠方宇宙でも構造形成速度がアインシュタインの一般相対性理論の予想と一致することを確かめました。今回の結果は、一般相対性理論は正しく、アインシュタインが導入した宇宙定数により宇宙の加速膨張が起きているという説をさらに支持するものです。

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