自然科学研究機構 国立天文台

銀河が奏でる行進曲〜 すばる望遠鏡 FMOS が明らかにする宇宙初期の大質量銀河の成長 〜

研究成果

国際研究チームは、すばる望遠鏡に搭載されたファイバー多天体分光器FMOSを用いて深宇宙を観測し、100億年前の銀河で新しい星々が非常に活発に形成されている様子を捉えました。また、大質量銀河を取り巻くガスは重元素やダスト(星間固体微粒子)を豊富に含んでいることが確かめられました。これは大質量銀河がこの時代にすでに十分に成熟していることを示唆しています。今回の研究成果は、宇宙の若い頃の姿がどのようなものだったか、という重要な問いに迫るものです。

FMOSで得られたスペクトルイメージの一部(左図が波長1.1-1.35マイクロメートルの範囲、右図が波長1.6-1.8マイクロメートルの範囲。横は波長方向で、各々のファイバーで見た個々の天体のスペクトルが縦方向に並んでいます(図では68本のスペクトルが示されています)。輝線が検出されている場所が青丸で示されています。挿入図はデータから数値化されたスペクトル。垂直の帯は地球大気が出す特定波長の夜光をカットするフィルターによって光が遮断された部分です。(クレジット:国立天文台)

この研究成果の一部は、2013年11月1日発行の米国の天体物理学専門誌『アストロフィジカル・ジャーナル・レターズ』に掲載されました。
THE FMOS-COSMOS SURVEY OF STAR-FORMING GALAXIES AT z ~ 1.6. I. Hα-BASED STAR FORMATION RATES AND DUST EXTINCTION

詳しくは、銀河が奏でる行進曲~ すばる望遠鏡 FMOS が明らかにする宇宙初期の大質量銀河の成長 ~(すばる望遠鏡)をご覧ください。

関連リンク