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すばる望遠鏡主焦点カメラ展示記念 特別講演会

すばる望遠鏡(左)と、カメラを望遠鏡に取り付けるための筐体(右)。この大きな筐体の中に、主焦点カメラ「シュプリームカム」が組み込まれている。
すばる望遠鏡(左)と、カメラを望遠鏡に取り付けるための筐体(きょうたい)(右)。この大きな筐体の中に、主焦点カメラ「シュプリームカム」が組み込まれている。(クレジット:国立天文台)

ハワイ島マウナケアにあるすばる望遠鏡は、8.2メートルの大口径と広い視野が特徴の光学赤外線望遠鏡です。とくに、その広視野観測を支えた主焦点カメラ「シュプリームカム(Suprime-Cam)」は、2000年12月開始の第一期共同利用観測から2017年5月までの18年間、すばる望遠鏡初期の主要観測装置として活躍しました。

現在は現役を退いている主焦点カメラが、国立天文台から国立科学博物館に寄贈され、2023年4月から上野本館の常設展示に加わります(注)。この常設展示の開始にあたり、記念講演会を開催します。世界最大級のすばる望遠鏡と観測装置の計画・設計がどのように進められてきたか、その主要装置の一つである主焦点カメラに焦点を当てながらご紹介します。すばる望遠鏡の観測装置の検討、主焦点カメラの開発に深く関わった2名の講師による興味深い講演を、おたのしみください。

(注)2023年3月21日より、地球館地下3階「宇宙を見る眼」コーナーにて展示されます。
https://www.kahaku.go.jp/news/2023/03subaru/(国立科学博物館)

概要

イベント名
国立科学博物館 第890回天⽂学普及講演会〜すばる望遠鏡主焦点カメラ展⽰記念特別講演会〜
日時
2023年4月15日(土曜日)午後2時から午後4時
会場
国立科学博物館 上野本館 日本館2階講堂
アクセス
主催
独立行政法人 国立科学博物館
共催
自然科学研究機構 国立天文台
定員
75名(高校生以上)
参加費
無料
ただし、入館料(一般・大学生630円、高校生以下・65歳以上無料)が必要です

講演内容

講演1:日本の天文学を変えたすばる望遠鏡計画

講師写真:家正則

家正則(いえ まさのり) 国立天文台名誉教授/日本学士院会員

国立天文台が1991年から9年がかりでハワイ島に建設したすばる望遠鏡は、遠宇宙の観測による宇宙史の解明や、太陽系外惑星の観測などで、日本の天文学を大きく飛躍させました。すばる望遠鏡とその観測装置群の計画策定の背景と、国際的な位置づけ、主要な技術革新について、自らの視点から画像を中心に紹介します。また、主焦点カメラ「シュプリームカム(Suprime-Cam)」が大活躍することになった要因についても私見をお話しします。

講演2:すばる望遠鏡主焦点広視野カメラ:シュプリームカム(Suprime-Cam)

講師写真:岡村定矩

岡村定矩(おかむら さだのり)東京大学EMP エグゼクティブ・ディレクター

すばる望遠鏡の主焦点広視野カメラ「シュプリームカム(Suprime-Cam)」は、その18年間の現役生活で、開発グループの予想すら超える大きな成果を挙げました。おもにその誕生までを個人的視点から振り返ります。構想段階の天文学研究の状況、プレッシャーと余裕の混じった国際舞台での構想お披露目、綱渡りの開発作業、苦難の主焦点ファーストライトなどを「よもやま話」的に紹介します。印象深い観測成果にも触れたいと思います。

参加方法

お申込みが必要です

申込期間
2023年3月3日(金曜日)から4月2日(日曜日)まで
申込方法
国立科学博物館ウェブサイトよりお申込み
国立科学博物館 イベントカレンダーで、開催日をクリック
※定員を超えた場合は抽選をおこないます
※電話やはがきなどのほかの方法での申込受付はいたしませんので、ご注意ください

その他

講演会の内容を収録し、後日YouTube国立天文台チャンネルにて公開する予定です(ライブ配信はありません)

お問い合わせ先

国立科学博物館 学習課 学習支援担当
住所:〒110-8718 東京都台東区上野公園 7-20
電話:03-5814-9888(平日 午前8時30分から午後5時)

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