毎年恒例の特別公開「三鷹・星と宇宙の日」が、10月23日(金、プレ公開)、24日(土)の2日間、国立天文台、アストロバイオロジーセンター、東京大学天文学教育研究センター、総合研究大学院大学天文科学専攻の4者共催のもと開催されました。23日は生憎の曇天でしたが、24日は晴天に恵まれ、2日間を通じて5,036名(23日 466名、24日 4,570名)の来場者をお迎えすることができました。
今年のメインテーマは、「アストロバイオロジーへの挑戦」。新たな研究分野として注目されているアストロバイオロジーに関連した講演、展示をはじめ、様々なプロジェクトの研究紹介、施設公開、ミニ講演などが行われました。子ども向けにはクイズやゲームなど、楽しみながら天文について知ることができる企画も催されていました。特に土曜日の24日はどの会場もたいへんな賑わいで、スタッフは大忙し!来場者から次々に飛び出す質問への回答や、展示の説明などを熱心に行っていました。構内は一日中活気にあふれ、夜間の観望会まで多くの方に楽しんでいただけました。
-
プレ公開(23日)に開催された国立天文台 ミニ講演会「宇宙と生命と私たち」(大石雅壽 国立天文台准教授)
-
国立天文台 講演会1「宇宙に『新世界』を切り拓くアストロバイオロジー」(田村元秀 東京大学、国立天文台、アストロバイオロジーセンター 教授)
-
国立天文台 講演会2「生命の起源にせまるアストロバイオロジー」(山岸明彦 東京薬科大学教授)
-
すばる棟には、メインテーマのアストロバイオロジーにちなんだ展示が多数。
-
毎年恒例のサイエンスカフェも、メインテーマにちなんだ宇宙人カフェ。宇宙人カフェなので、お相手はもちろん……
-
30メートル望遠鏡、TMTの展示。天井には分割鏡の模型も。
-
チリ観測のアルマ関連の展示は大人気!屋外では中華鍋による電波の受信実験も。
-
天文データセンター恒例の銀河探しゲームは、データがリニューアルしました。
-
重力波アンテナTAMA300の見学。ここで培われた技術がKAGRAへと繋がります。
-
理論研究部、天文シミュレーションプロジェクト合同のミニ講演は長蛇の列が出来るほどの人気です。
-
4D2Uドームシアターを使って行われるミニ講演。
-
太陽観測衛星・ひのでの会場には先日打ち上げ・観測を行ったCLASPの展示も。
-
野辺山宇宙電波観測所による展示。屋外では太陽電波望遠鏡の電波受信実験も行われていました。
-
先端技術センターは、新たな装置開発の現場。アルマの受信機展示もありました。
-
2日間を通じて5,036名の来場者をお迎えしました。来年もどうぞお楽しみに。
当日のようすは、Instagramでご覧いただけます。 三鷹・星と宇宙の日フォトレポート(Instagram)
24日の国立天文台講演会は、Youtube、ニコニコ動画でご覧いただけます。
関連リンク