- イベント
国立天文台講演会・すばる望遠鏡公開講演会 2014「すばる望遠鏡、宇宙へのまなざし。」開催のご案内
お知らせ
- 2014年10月16日 追記:申し込みの受け付けを開始しました。 参加申し込み
- 2014年11月6日 追記:設備点検によるサーバー停止のため、11月8日午前8時から午後7時まではウェブサイトからの参加申し込みはできません。ご了承ください。
- 2014年11月7日 追記:インターネット中継情報を追加しました。
- 2014年11月13日 追記:申し込みの受け付けを終了しました。
日本の天文学者の力を結集し、ハワイに建設したすばる望遠鏡は、観測開始から15周年を迎えました。この間、人類が見たもっとも遠い銀河の記録を何度も塗り替え、また太陽系外の惑星の姿を直接とらえるなど、さまざまな成果をあげてきました。そしていま、国立天文台は口径30メートルという空前の巨大望遠鏡を建設する国際共同プロジェクト、TMT計画を推進しています。天文学が新たな時代を迎えようとしているいま、すばるとTMTでどんな宇宙の姿を見ることができるのでしょうか。
概要
- 日時
- 2014年11月15日(土曜日)午後1時20分から午後4時30分(開場 午後1時)
- 会場
- 仙台市天文台 加藤・小坂ホール
宮城県仙台市青葉区錦ケ丘9丁目29-32 - 定員など
- 200名(事前申込制、先着順)、参加費無料
- 主催
- 自然科学研究機構 国立天文台
- 共催
- 東北大学大学院理学研究科、仙台市天文台
- インターネット中継
- Ustream配信ページ
- ニコニコ動画配信ページ
プログラム
- 13:00
- 開場
- 13:20
- 開会あいさつ
有本信雄(国立天文台ハワイ観測所所長・教授)
土佐 誠(仙台市天文台台長) - 13:30
- 「すばる望遠鏡の見た最新の宇宙」
有本信雄(国立天文台ハワイ観測所所長・教授) - 14:20
- 休憩
- 14:30
- 「銀河の誕生――すばる望遠鏡で観る宇宙の夜明け」
山田 亨(東北大学大学院理学研究科教授) - 15:20
- 休憩
- 15:30
- 「宇宙の謎に挑む大型望遠鏡すばると、もっと大きな望遠鏡TMT」
臼田知史(国立天文台 TMT推進室室長・教授) - 16:20
- 全体質疑応答
- 16:30
- 終了
講演内容
有本信雄「すばる望遠鏡の見た最新の宇宙」
国立天文台ハワイ観測所のすばる望遠鏡は、1999年1月のファーストライトから今年で15周年です。これまでにすばる望遠鏡によって得られたさまざまな成果のなかから、新惑星の発見や惑星系円盤の構造、超新星爆発、ダークマター分布など最新の宇宙の姿を紹介し、超大型望遠鏡の時代に向けてのすばる望遠鏡の科学的戦略をお話しします。
山田 亨「銀河の誕生――すばる望遠鏡で観る宇宙の夜明け」
私たちの太陽系は、約46億年前に天の川銀河のなかで誕生したといわれています。天の川銀河は、広大な宇宙に無数に存在する「銀河」のひとつです。「銀河」とは何か?そして宇宙の歴史のなかで、いつ、どのように誕生したのでしょうか。はるか彼方の天体まで観測するすばる望遠鏡は、138億年の宇宙の歴史を直接観ることができる「タイムスコープ」といえます。ビッグバンに始まる宇宙史を現在からさかのぼり、すばるがとらえた50億年前、100億年前、そして130億年前の宇宙の姿を紹介し、銀河の誕生と進化の歴史をひも解きます。
臼田知史「宇宙の謎に挑む大型望遠鏡すばると、もっと大きな望遠鏡TMT」
米国ハワイ州・マウナケア山頂に建設された口径8.2メートルのすばる望遠鏡により、宇宙のさまざまな謎が解明されてきました。しかしその一方で、また新たな謎が生まれました。こうした新しい課題に挑むために、すばる望遠鏡のアップグレード計画と、次世代の超大型30メートル望遠鏡TMT計画が始まりました。すばるやTMTの持つ優れた性能と、現状と今度の計画に焦点を当てつつ、なぜ最先端の望遠鏡をハワイにつくるのか、なぜTMTが必要なのかをお話しします。
参加申し込み
申し込みは締め切りました。
お問い合わせ
- 自然科学研究機構国立天文台 天文情報センター すばる講演会係
- 〒181-8588 東京都三鷹市大沢2-21-1
- 電話:0422-34-3688(平日 午前9時から午後6時)