- イベント
学術講演会「暗黒宇宙の謎に迫る-宇宙創成、そして惑星・生命誕生」開催のご案内
国立天文台は、2012年12月2日(日曜日) に講演会「暗黒宇宙の謎に迫る -宇宙創成、そして惑星・生命誕生」を開催します。
宇宙はどのようにして生まれ、どのように進化してきたのか。太陽系のような惑星はどのようにして生まれたのか。生命を宿す星は、地球の他にもありうるのか。人類は古来、こうした疑問を持ち続けてきました。天文学はこの謎に、多くの知恵と最先端の技術を使って挑んできました。そして今も、人間の目には見えない光を捉え暗黒宇宙の謎に迫る取り組みが続けられています。本講演会では世界の第一線で活躍する気鋭の研究者に、暗黒宇宙に迫る研究の最先端についてご紹介いただきます。
概要
- テーマ
- 暗黒宇宙の謎に迫る-宇宙創成、そして惑星・生命誕生
- 日時
- 2012年12月2日(日曜日)午後2時~午後5時30分(開場は午後1時30分)
- 会場
- 日本科学未来館7階 みらいCANホール
東京都江東区青海2-3-6
新交通ゆりかもめ 船の科学館駅から徒歩約5分、テレコムセンター駅から徒歩約4分
東京臨海高速鉄道りんかい線 東京テレポート駅から徒歩約15分
- 対象
- 特に制限なし(講演内容は、主に高校生以上を想定しています)
- 定員など
- 300名(事前申込制、先着順)、参加費無料
- 主催
- 自然科学研究機構 国立天文台
プログラム
- 14:00 - 14:10
- 開会あいさつ、講演者紹介
- 林正彦(国立天文台 台長)
- 14:10 - 15:10
- 講演「現代宇宙論の最前線」
- 小松英一郎(ドイツ マックスプランク天体物理学研究所 所長)
- 15:10 - 15:30
- 休憩
- 15:30 - 16:30
- 講演「Building stars, planets and the ingredients for life between the stars」(星と惑星の誕生と、星間に浮かぶ生命の材料)」
- エヴィン ヴァン ディショック(オランダ ライデン大学 教授)
- 16:30 - 16:50
- 講演「動き出したアルマ望遠鏡(仮)」
- 特別ゲスト タイス ドゥフラウ(チリ 合同アルマ観測所 所長)
- 16:50 - 17:30
- 質疑応答
※エヴィン ヴァン ディショック氏、タイス ドゥフラウ氏の講演は英語ですが、同時通訳がつきます。
講演者紹介
小松英一郎
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東北大学大学院修了、テキサス大学教授を経て、現在ドイツ・マックスプランク宇宙物理学研究所所長/東京大学高等研究所カブリ数物連携宇宙研究機構上級科学研究員。専門は、宇宙論。小松氏が筆頭著者の観測的宇宙論に関する論文は、2009年および2011年で引用数が最も多かった科学論文となった。宇宙論研究の世界的リーダーの一人である。
エヴィン ヴァン ディショック
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オランダ・ライデン大学卒業。カリフォルニア工科大学助教授などを経て、1995年からライデン大学教授。星間物質・星間化学研究の世界的第一人者であるとともに、星・惑星系形成領域の電波・遠赤外線観測でも著名。最近ではハーシェル赤外線天文衛星やアルマ望遠鏡などの大国際プロジェクトを科学的にリードし、目覚しい成果を挙げている。
タイス ドゥフラウ
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オランダ・ユトレヒト大学卒業。ヨーロッパ宇宙機関において赤外線宇宙望遠鏡ISO、ハーシェル宇宙望遠鏡の観測装置責任者、ライデン大学教授を経て、2008年よりチリ・合同アルマ観測所所長。赤外線・サブミリ波観測装置開発における長年の功績に対し、2012年アメリカ天文学会ジョセフ・ウェーバー天文観測機器賞を受賞。
参加申し込み
定員に達しましたので、申し込みは締め切りました。
お問い合わせ
- 自然科学研究機構国立天文台 チリ観測所
- 〒181-8588 東京都三鷹市大沢2-21-1
- 電話:0422-34-3630
関連リンク
- 国立天文台 チリ観測所
- 中継ページ(Ustream) [2012年12月1日追記]