• 広報ブログ

2026年4月の星空情報

著者近影伊藤博則、三上真世(国立天文台 天文情報センター)

2026年4月の星空情報です。

春の星空

日が暮れて暗くなると、北の空の高いところに北斗七星が見えます。柄杓(ひしゃく)の形をした星の並びから、柄のカーブをたどってみましょう。このカーブの先には、うしかい座の1等星アークトゥルスが輝いています。さらに延ばすと、おとめ座の1等星スピカが見つかります。この二つの星に、しし座の2等星デネボラを合わせると、「春の大三角」を描くことができます。

春の星空では、天の川の星やガスに遮られることがなく、遠くの銀河も多く観察できます。

月と惑星の接近

4月の夕方、西の空では金星が明るく輝いています。19日には、細い月が金星に近づきます。

また、22日から23日にかけては、月が木星に接近します。木星はふたご座にあり、近くには1等星のポルックスとカストルも見えるため、にぎやかな眺めになりそうです。

4月こと座流星群が極大

4月23日頃には、4月こと座流星群が極大を迎えます。見頃は23日午前3時頃で、空の暗い場所では、1時間に10個ほどの流星が見られる可能性があります。流星はこと座の方向から放射状に現れるので、空の広い範囲を見渡して観察するとよいでしょう。

4月の月の暦

2日:満月 10日:下弦 17日:新月 24日:上弦

(三上)

ディレクターズコメント:春の星空

夜の風がやわらいできた。

少し前までは首元を隠す服ばかりだったのに、今は軽いジャンパーで外に出られる。人はすぐ調子に乗る。

映像編集の合間に外へ出ると、バイクが気持ちよさそうに走っていく。こちらもつい遠回りしたくなる。

空には春の星。

アークトゥルス、スピカ、デネボラで春の大三角。

その周りの暗さ、ただの空白ではなく、遠くの銀河があるらしい。見えないのに、あると思うと奥行きが出る。

春の夜は、少し歩きたくなる。

(伊藤)

このページをシェアする