国立天文台 メールニュース

No.155(2015年11月9日発行) アルマ望遠鏡公開講演会「アルマ望遠鏡で挑む星と銀河の誕生の謎」、他

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    国立天文台 メールニュース No.155  (2015年11月9日発行)
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もくじ
■アルマ望遠鏡公開講演会/大阪市立科学館スペシャルナイト
  「アルマ望遠鏡で挑む星と銀河の誕生の謎」
■大学共同利用機関シンポジウム2015「研究者に会いに行こう!」
■藤川さん、西村さん、山本さんがいて座方向に新星を発見
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■アルマ望遠鏡公開講演会/大阪市立科学館スペシャルナイト
  「アルマ望遠鏡で挑む星と銀河の誕生の謎」

 大阪府立大学、国立天文台が主催する講演会「アルマ望遠鏡で挑む星と銀河
の誕生の謎」を、来る12月12日に大阪市立科学館 (大阪府大阪市) を会場に開
催します。
 南米・チリで2011年から科学観測を始めたアルマ望遠鏡は、日本を含む20以
上の国と地域が協力して運用する望遠鏡です。目には見えない電波を捉え、そ
の超高感度、超高解像度の性能をいかして、宇宙のさまざまな謎に挑んでいま
す。電波で宇宙を探るとはどういうことか、アルマ望遠鏡はどんな謎を明らか
にしてくれるのか、そしてこれからの天文学はどのように進んでいくのか、な
ど、アルマ望遠鏡が切り開きつつある新しい天文学の姿を、最新の成果を交え
てご紹介します。 

開催概要
 テーマ:アルマ望遠鏡で挑む星と銀河の誕生の謎
 日時:2015年12月12日 (土) 18時から21時まで (開場17時30分)
 会場:大阪市立科学館 (大阪府大阪市北区中之島4-2-1)
    プラネタリウムホール
 主催:大阪府立大学、自然科学研究機構 国立天文台
 共催:大阪市立科学館
 参加費:無料
 その他:ご参加には事前のお申し込みが必要です (定員:300名、先着順)
     お申し込み開始は 11月9日 (月) 正午より
     インターネットまたは往復はがきでお申し込みください
内容
 挨拶
 プラネタリウム番組「ALMA まだ見ぬ宇宙へ」
 講演1:アルマ望遠鏡によって新しく切り開かれる宇宙観
     井口 聖 (国立天文台 教授)
 講演2:アルマ望遠鏡が解き明かす星・惑星の誕生
     大西利和 (大阪府立大学 教授)

 講演内容やお申し込み方法の詳細はウェブサイトをご覧ください。
 多くの皆様のご参加をお待ちしています。

 ▽第21回アルマ望遠鏡公開講演会/大阪市立科学館スペシャルナイト
  『アルマ望遠鏡で挑む星と銀河の誕生の謎』
  http://www.nao.ac.jp/news/notice/2015/20151104-alma.html


■大学共同利用機関シンポジウム2015「研究者に会いに行こう!」

 大学共同利用機関シンポジウム2015「研究者に会いに行こう!―大学共同利
用機関博覧会―」を11月29日に開催します。大学・企業等の研究者に研究資源
や実験装置などを提供する大学共同利用機関が、日々行っている最先端の研究
とその成果をご紹介します。研究者になりたい、最新の研究成果を知りたい、
研究者と交流したい、という方はぜひご参加ください。
 多くの皆様のご来場をお待ちしています。

開催概要
 日時:2015年11月29日 (日) 11時30分から17時30分まで
 会場:アキバ・スクエア (東京都千代田区外神田4-14-1 秋葉原UDX 2階)
 主催:大学共同利用機関協議会、大学共同利用機関法人 機構長会議
 内容:研究体験ブース展示、研究者トーク

 詳細は、ウェブサイトをご覧ください。

 ▽大学共同利用機関シンポジウム2015
「研究者に会いに行こう!―大学共同利用機関博覧会―」
  https://www2.kek.jp/intersympo/2015/

 ▽大学共同利用機関法人
  http://www.4kikou.org/symposium.html


■藤川さん、西村さん、山本さんがいて座方向に新星を発見

 香川県観音寺市の藤川繁久 (ふじかわしげひさ) さんは、2015年10月31日 
(世界時、以下同じ) の観測から、いて座方向に11.8等の新星らしき天体を発見
しました。この天体は後の観測から新星であることが確認され、「いて座新星
2015 No.4」と命名されました。
 藤川さんによるこの天体の発見日時、位置は次のとおりです。

 ・発見日時 2015年10月31.386日 = 10月31日9時16分 (世界時)
 ・発見位置 赤経 18時 22分 59.33秒
       赤緯 -19度 14分 6.8秒 (2000年分点)

 この新星は、静岡県掛川市の西村栄男 (にしむらひでお) さんと愛知県岡崎
市の山本稔 (やまもとみのる) さんも、独立発見しています。

 藤川さんは10月11日にも、「へびつかい座 V2949 (へびつかい座新星2015 
No.2)」を独立発見しています (国立天文台 メールニュース No.154)。
 西村さんによる新星発見は、今年2月12日の「いて座 V5667 (いて座新星2015 
No.1)」以来、山本さんによる新星発見は、2008年3月7日の「はくちょう座 
V2468 (はくちょう座新星2008 No.1)」以来で、いずれも独立発見でした。

 ▽参照
  CBET No. 4163 : NOVA SAGITTARII 2015 No. 4 = PNV J18225925-1914148
    (2015 Nov 8)


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発 行:国立天文台 天文情報センター 広報室
発行日:2015年11月9日
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