国立天文台 メールニュース

No.140(2015年2月2日発行) 平成28 (2016) 年暦要項の発表

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    国立天文台 メールニュース No.140  (2015年2月2日発行)
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もくじ
■平成28 (2016) 年暦要項の発表
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■平成28 (2016) 年暦要項の発表

 国立天文台は、毎年2月の最初の官報で翌年の暦要項 (れきようこう) を発表
しています。暦要項には、国立天文台で推算した翌年の暦 (国民の祝日、日曜
表、二十四節気および雑節、朔弦望、東京の日出入、日食・月食など) を掲載
しています。
 今年は2月2日に「平成28 (2016) 年暦要項」を発表しました。以下は、主な
内容です。

 平成28 (2016) 年は閏 (うるう) 年です。
 平成28 (2016) 年の国民の祝日は次のとおりです。

  元日      1月 1日
  成人の日    1月11日
  建国記念の日  2月11日
  春分の日    3月20日
  昭和の日    4月29日
  憲法記念日   5月 3日
  みどりの日   5月 4日
  こどもの日   5月 5日
  海の日     7月18日
  山の日     8月11日
  敬老の日    9月19日
  秋分の日    9月22日
  体育の日   10月10日
  文化の日   11月 3日
  勤労感謝の日 11月23日
  天皇誕生日  12月23日

 「国民の祝日に関する法律」が改正され、「山の日」が設けられることにな
りました。

 平成28 (2016) 年には日食が2回、水星の日面経過 (注) が1回あります。
 3月9日には皆既日食があり、日本では全国で部分食を見ることができます。
 5月9日から10日にかけて水星の日面経過がありますが、日本では見ることが
できません。
 9月1日には金環日食がありますが、日本では見ることができません。

 これらの現象の詳しい状況や予報については、暦計算室ウェブサイトでも調
べることができます。

 国立天文台では、国際的に採用されている基準暦に基づいて、太陽・月・惑
星の視位置をはじめ諸暦象事項を推算し、「暦書」として「暦象年表」を発行
しています。ここから主要な項目を抜粋したものが暦要項です。
 昭和29 (1954) 年6月1日の官報に翌昭和30 (1955) 年の暦要項を掲載したの
が最初で、昭和39 (1964) 年の暦要項からは現在のように前年2月の最初の官報
に掲載するようになりました。
 暦要項、暦象年表の内容は、国立天文台暦計算室ウェブサイトでご覧いただ
くことが可能です。

 注:太陽面通過ともいう。

 ▽暦要項
  http://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/yoko/

 ▽国民の祝日と休日
  http://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/faq/holiday.html

 ▽国立天文台 天文情報センター 暦計算室
  http://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/


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発 行:国立天文台 天文情報センター 広報室
発行日:2015年2月2日
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