ほしぞら情報2026年12月

2026年で地球から最も近い満月(2026年12月)

2026年 月の地心距離の変化と満月
画像:中解像度(2000 x 1265) 高解像度(5500 x 3480)

地球と月の距離は周期的に変化する

地球の周りを公転する月の軌道は楕円形(だえんけい)をしているため、地球と月との距離は常に一定ではありません。図は、月の地心距離(注1)が周期的に増減する様子を表しています。さらに、月の軌道も太陽や地球などの重力を受けて変化するなど、複雑な仕組みが働いているため、1公転の中で最近・最遠となるときの距離も一定ではなく変化しています。満月や新月となるタイミングを重ねると、図のように毎回異なる距離で起こっていることがわかります。

2026年の中で最も近い満月は、12月24日です。月は24日10時28分に満月となり、同日の17時31分に近地点(注2)を通過します。満月のときの地心距離は約35万7000km、月の視直径(注3)は約33分29秒角です。

2026年 最も近い満月と最も遠い満月の視直径の比較
画像:中解像度(2000 x 1265) 高解像度(5500 x 3480)

月の大きさの違いは見て分かる?

2026年最も地球に遠い位置で起こる満月は5月31日で、この時の地球からの地心距離は約40万6000キロメートル、月の視直径(注3)は約29分25秒角です。今回の満月は、5月31日の満月に比べて視直径が約14パーセント大きい(面積は約30パーセント大きい)のです。数字で見ると、ずいぶんと大きな違いに思えるでしょう。しかし、実際の夜空に月を二つ並べて比較することはできないため、残念ながら、夜空の月を眺めただけで大きさや明るさの違いに気づくのは難しいものです。

  • (注1)地心距離:地球の中心と天体の中心(この場合は月の中心)の間の距離。実際には私たちは地表から月を見ているため、地心距離が同じであれば、頭の真上近くに見える月は地平線近くに見える月よりも、地球の半径分(約6400キロメートル)私たちに近いことになります。
  • (注2)近地点・遠地点:1公転の間で月が地球に最も近づく点を「近地点」、地球から最も遠ざかる点を「遠地点」といいます。
  • (注3)視直径:天体の見かけの大きさで、角度で表します。このページで示している視直径は地心距離に基づいて計算しています。
  • (参照)暦計算室ウェブサイト 暦象年表 」には各種の計算ツールが用意されており、「天象 」では、月の朔弦望や最近・最遠の日時を調べることができます。「月の地心座標 」では、月の天球上での位置座標や地心距離を調べることができます。

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