ほしぞら情報2026年8月
水星が西方最大離角(2026年8月)
明け方の空で水星を探してみよう
水星は太陽に最も近い惑星で、地球から見たときに、太陽から大きく離れることがないため、見るのが難しい天体です。見かけの位置が太陽から最も離れる西方最大離角と東方最大離角の前後は、水星を見る数少ないチャンスになります。水星は8月2日に西方最大離角となり、この前後は日の出前の東北東の低空で見つけやすくなります。東京を例にとると、日の出30分前の水星の高度が、1日から8日にかけて10度を超えます。他の地域でも大きな違いはありません。
水星よりも少し空の高い空には赤みを帯びた特徴的な惑星である火星が見えます。また、近くには、ふたご座や、オリオン座といった明るい星々も目印になるでしょう。とはいえ、白みはじめた空の中では、星を探すのも難しくなります。そこで、双眼鏡を使うと見つけやすくなるでしょう。ただし、太陽を双眼鏡で見ることのないよう、日の出の前には必ず、観察を終えるようにしてください。
(参照)暦計算室ウェブサイト :「こよみの計算 」では、各地の日の出入りの時刻や水星の高度について調べることができます。また「こよみ用語解説」の「天象」の項では、最大離角などの惑星現象の用語について解説しています。