ほしぞら情報2024年6月
東京の星空・カレンダー・惑星(2024年6月)
概要
今年の夏至は6月21日。夏至とは、1年の中で夜が一番短くなる日です。日の入り後、空が暗くなった頃には春の星座が西に少し傾いて、東の空には夏の星座が姿を見せるようになってきます。
明け方には、東の低空に火星が、南東の空に土星が見えています。
今月は目立った天文現象はありませんが、惑星と月が近づく様子を楽しみましょう。
東京の星空

カレンダー(6月)
5日 | 芒種(太陽黄経75度) / 金星が外合 |
6日 | 新月 |
10日 | 入梅(太陽黄経80度) |
14日 | 上弦 |
15日 | 水星が外合 |
20日 | アンタレス食(関東地方の一部、中部地方の一部と西日本で見られる) |
21日 | 夏至(太陽黄経90度) |
22日 | 満月 |
29日 | 下弦 |
惑星
- 水星
- 月初は日の出前の東の低空に位置しています。15日に外合となり、以後は日の入り後の北西から西の低空に位置するようになります。高度が低く観察は難しいでしょう。
- 金星
- 5日に外合となり、以後は日の入り後の北西の低空に位置するようになります。見かけの位置が太陽に近く、観察は難しいでしょう。
- 火星
- うお座を東に移動し、中旬にはおひつじ座に移ります(順行)。日の出前の東の空に見え、明るさは1.1等から1.0等。
- 木星
- おうし座を東に移動しています(順行)。月初は見かけの位置が太陽に近く観察は難しいですが、徐々に高度を上げ、下旬には日の出前の東の低空に見えるようになります。明るさはマイナス2.0等。
- 土星
- みずがめ座を東に移動しています(順行)。真夜中頃に東の空から昇り、日の出前の南東の空に見えます。明るさは1.0等から0.9等。
(参照)暦計算室ウェブサイト:「今日のほしぞら 」では、代表的な都市の星空の様子(惑星や星座の見え方)を簡単に調べることができます。こよみ用語解説 の天象 の項では、最大離角、衝、合、留などの惑星現象の用語について解説しています。