月が土星と木星に接近(2022年11月)

宵の空で目を引く二大惑星
11月の宵、20時頃の南の空には土星と木星が輝いています。土星は0.7等前後の比較的穏やかな輝きで南西の空に傾きかけ、夜半には沈んでいきます。南中を迎えようとする木星はマイナス2.8等前後という一段と鋭い光で、明るい星の少ない秋の星座の中で飛びぬけて目を引いています。
11月の初旬には、離れて並ぶ2つの惑星の近くを月が通り過ぎていきます。1日に上弦の月が土星に近づき、一日ごとに満ちながら東へと移動して、5日には木星の東まで通り抜けます。
(参照)暦計算室ウェブサイト:「今日のほしぞら」では、代表的な都市の星空の様子(惑星や星座の見え方)を簡単に調べることができます。