月が土星と木星に接近(2022年7月)

夜更けの空で月が二大惑星のそばを渡っていく
7月の深夜、明るい星の少ない秋の星座の中で飛びぬけて目を引くのが、土星と木星です。土星は、0.5等前後の比較的穏やかな輝きで南東の空に、木星はマイナス2.5等前後という一段と鋭い光で東の空に見えています。
7月15日から19日にかけての夜更けの空で、離れて並ぶ2つの惑星の近くを月が通り過ぎていきます。15日の深夜には、月は土星と並んでいます。満月を1日過ぎただけの月はかなり明るく、土星は見つけづらいかもしれません。月は日ごとに東へと移動しながら欠けていき19日には木星の東側まで通り抜けます。下弦に近い月が近くにあっても、木星ははっきり見えます。月が近くにあるときの見え方で、木星と土星の明るさの違いが際立ちます。
(参照)暦計算室ウェブサイト:「今日のほしぞら」では、代表的な都市の星空の様子(惑星や星座の見え方)を簡単に調べることができます。