東京の星空・カレンダー・惑星(2021年9月)
概要
9月の宵の空では明るい惑星を楽しむことができます。日の入り後の西の低空には金星が明るく輝いています。10日には、細い月が金星の近くに見えます。空が暗くなった頃の南の空では、土星と木星が仲良く並んで輝いています。16日から18日にかけて、この2つの惑星には、上弦を過ぎた月が近づきます。21日は中秋の名月です。お月見を楽しみましょう。
東京の星空

カレンダー(9月)
7日 | 白露(太陽黄経165度)/新月 |
14日 | 上弦/水星が東方最大離角/海王星が衝 |
20日 | 敬老の日/彼岸の入り |
21日 | 中秋の名月/満月 |
23日 | 秋分の日/秋分(太陽黄経180度) |
27日 | 水星が留 |
29日 | 下弦 |
惑星
- 水星
- 日の入り後の西の低空に位置しています。14日に東方最大離角となりますが、高度はかなり低く、観察は難しいでしょう。
- 金星
- 日の入り後の西から南西の低空で明るく輝いています。明るさはマイナス4.0等からマイナス4.2等。
- 火星
- 見かけの位置が太陽に近く、観察には適していません。
- 木星
- やぎ座を西に移動しています(逆行)。日の入りから1時間経った頃には南東の空に見えます。明るさはマイナス2.9等からマイナス2.7等。
- 土星
- やぎ座を西に移動しています(逆行)。日の入りから1時間ほど経った頃には南東から南の空に見え、明るさは0.3等から0.5等。
(参照)暦計算室ウェブサイト:「今日のほしぞら」では、代表的な都市の星空の様子(惑星や星座の見え方)を簡単に調べることができます。こよみ用語解説の天象の項では、最大離角、衝、合、留などの惑星現象の用語について解説しています。