自然科学研究機構 国立天文台

月が金星に接近(2021年9月)

月が金星に接近 2021年9月10日 日の入り30分後 東京の空の様子
画像サイズ:中解像度(2000 x 1265) 高解像度(5500 x 3480)

日の入り後の西の低空に注目!

日の入り後の西の低空には宵の明星、金星が明るく輝いています。日の入り30分後の金星の高度は東京では15度もありませんが、約マイナス4等で明るく輝く金星は、低空にあってもたいへん目立っています。

9月10日には金星の上側に細い月が見えます。3月のトピックス「月の向きに注目」で紹介したように、秋は夕方の西の空における黄道(天球上の太陽の通り道)の傾きが小さい時期で、月は下の図のように右斜め下側から太陽に照らされているため、「立っている」ように見えます。月の光っている方向に、太陽があることをイメージしながら月を眺めてみてください。

月の向きの季節変化(春と秋 夕方の西空)
画像サイズ:中解像度(2000 x 1265) 高解像度(5500 x 3480)

月や金星は、携帯電話のカメラなどでも簡単に撮影することができます。金星や月の高度が低い頃は、地上の風景と一緒に撮影するチャンスです。暮れゆく空の色と地上の風景のシルエットを生かした写真を撮影してみてはいかがでしょうか。定期的に撮影し、過去の写真と比べてみると、季節によって西の空に見える月の向きが違っていることがわかるでしょう。

(参照)暦計算室ウェブサイト今日のほしぞら」では、代表的な都市の星空の様子(惑星や星座の見え方)を簡単に調べることができます。