自然科学研究機構 国立天文台

東京の星空・カレンダー・惑星(2021年7月)

概要

日の入りが遅く、なかなか夜にならない季節ですが、日が暮れると夏の大三角を形作る星々など、夏の星々が空に広がるようになってきました。
日の入り後間もない西の低空には、金星が明るく輝いています。近くには火星もあり、7月12~14日頃にこの2つの星が接近します。12日には細い月も接近します。
また宵から深夜にかけては、土星と木星が空で見やすくなります。24日夜から27日未明にかけては、月が土星と木星に相次いで接近していく様子を観察することができます。

東京の星空

東京の星空(2021年7月中旬21時頃)
画像サイズ:中解像度(2000 x 2000) 高解像度(5500 x 5500)

カレンダー(7月)

2日半夏生(太陽黄経100度)/下弦
5日水星が西方最大離角
6日地球が遠日点通過
7日小暑(太陽黄経105度)
10日新月
17日上弦
19日土用の入り(太陽黄経117度)
22日海の日/大暑(太陽黄経120度)
23日スポーツの日
24日満月
30日このころ、みずがめ座δ(デルタ)南流星群が極大(見ごろは極大を中心とした数日の深夜から未明。1時間に5個程度。月の条件はやや悪い)
31日下弦

流星群の極大日、時刻は、IMO(International Meteor Organization/国際流星機構)の予報をもとに掲載しています。流星群の流星出現個数は、見頃の時期に、天の川が見えるような暗い空で一般の方が観察したときに、1時間あたりに見られる最大の流星数の目安です。街明かりの中で観察したり、見頃でない時期に観察したりした場合には、数分の1になることがあります。反対に、空の条件や観察者の熟練度などによって、数倍の数の流星を見ることができる場合があります。

惑星

水星
日の出前の東の低空に位置しています。5日に西方最大離角となりますが、日の出30分前の高度は10度未満のため、観察は難しいでしょう。
金星
日の入り後の西の低空に位置しています。西の低空で目に付くようになってきています。明るさはマイナス3.9等。
火星
日の入り後の西の低空に位置していますが、見かけの位置が太陽に近く、観察には適していません。
木星
みずがめ座を西に移動しています(逆行)。真夜中の南東の空に見え、明るさはマイナス2.6等からマイナス2.8等。
土星
やぎ座を西に移動しています(逆行)。真夜中の南東から南の空に見え、明るさは0.4等から0.2等。

(参照)暦計算室ウェブサイト今日のほしぞら」では、代表的な都市の星空の様子(惑星や星座の見え方)を簡単に調べることができます。こよみ用語解説天象の項では、最大離角、衝、合、留などの惑星現象の用語について解説しています。