自然科学研究機構 国立天文台

東京の星空・カレンダー・惑星(2021年4月)

概要

4月に入ると、日の出の時刻がぐんぐん早まり、日の入りも遅くなっていきます。宵の空には火星が1等台で見えています。夜明け前になると木星、土星が南東の空に昇ってきて、上旬には新月に向かう細い月が並んで見られます。この月が夕空に移り再び満ちていく途中、17日には火星のすぐそばまで接近して見えます。今月は、月と惑星の輝きや位置の変化を楽しみましょう。

東京の星空

東京の星空(2021年4月中旬20時頃)
画像サイズ:中解像度(2000 x 2000) 高解像度(5500 x 5500)

カレンダー(4月)

4日清明(太陽黄経15度)/下弦
12日新月
17日土用の入り(太陽黄経27度)
19日水星が外合
20日穀雨(太陽黄経30度)/上弦
22日22時頃、4月こと座流星群が極大(見頃は22日深夜~23日未明。1時間に5個程度。月が沈んだ後は条件が良い)
27日満月
29日昭和の日

流星群の極大日、時刻は、IMO(International Meteor Organization/国際流星機構)の予報をもとに掲載しています。流星群の流星出現個数は、見頃の時期に、天の川が見えるような暗い空で一般の方が観察したときに、1時間あたりに見られる最大の流星数の目安です。街明かりの中で観察したり、見頃でない時期に観察したりした場合には、数分の1になることがあります。反対に、空の条件や観察者の熟練度などによって、数倍の数の流星を見ることができる場合があります。

惑星

水星
上旬から中旬にかけて、日の出直前の東の低空に位置しています。19日に外合となり、以後は日の入り直後の西の低空に位置するようになります。見かけの位置が太陽に近く、観察は難しいでしょう。
金星
日の入り後の西の低空に位置しています。見かけの位置が太陽に近く、観察は難しいでしょう。
火星
おうし座を東に移動し、下旬にはふたご座に入ります(順行)。宵の西の空に見え、明るさは1.3等から1.5等。
木星
やぎ座を東に移動し、下旬にはみずがめ座に入ります(順行)。日の出前の南東の低空に見え、明るさはマイナス2.1等からマイナス2.2等。
土星
やぎ座を東に移動しています(順行)。日の出前の南東の低空に見え、明るさは0.8等から0.7等。

(参照)暦計算室ウェブサイト今日のほしぞら」では、代表的な都市の星空の様子(惑星や星座の見え方)を簡単に調べることができます。こよみ用語解説天象の項では、最大離角、衝、合、留などの惑星現象の用語について解説しています。