東京の星空・カレンダー・惑星(2021年2月)
概要
明るい星の多い冬の星座たちが、暗くなって間もない空を彩っています。夜が更けると、しし座や北斗七星など、春の星たちが東の空に姿を現します。
2月13日頃は、新月直後の細い月を観察してみましょう。18日頃になると、月は火星に接近します。また2月は、見る機会の少ないりゅうこつ座の1等星カノープスを見るのに良い時期です。短い時間だけ南の低空に現れるカノープスをぜひ探してみてください。
東京の星空

カレンダー(2月)
2日 | 節分 |
3日 | 立春(太陽黄経315度) |
5日 | 下弦 |
8日 | 水星が内合 |
11日 | 建国記念の日 |
12日 | 新月 |
18日 | 雨水(太陽黄経330度) |
20日 | 上弦/水星が留 |
23日 | 天皇誕生日 |
27日 | 満月 |
惑星
- 水星
- 上旬は日の入り直後の西の低空に位置しています。8日に内合となり、以後は日の出前の東の低空に位置するようになります。見かけの位置が太陽に近く、観察は難しいでしょう。
- 金星
- 日の出前の南東から東の低空に位置しています。見かけの位置が太陽に近く、観察は難しいでしょう。
- 火星
- おひつじ座を東に移動し、下旬にはおうし座に入ります(順行)。宵の南西から西の空に見え、明るさは0.4等から0.9等。
- 木星
- 見かけの位置が太陽に近く、観察には適していません。
- 土星
- 見かけの位置が太陽に近く、観察には適していません。
(参照)暦計算室ウェブサイト:「今日のほしぞら」では、代表的な都市の星空の様子(惑星や星座の見え方)を簡単に調べることができます。こよみ用語解説の天象の項では、最大離角、衝、合、留などの惑星現象の用語について解説しています。