自然科学研究機構 国立天文台

東京の星空・カレンダー・惑星(2021年1月)

概要

2021年注目の天文現象は、しぶんぎ座流星群で幕を開けます。今年は明るい月の影響があり、条件があまり良くありませんが、1月4日の夜明け前の2~4時間、空の暗い場所では1時間あたり最大20個程度の流星が見られるかもしれません。
惑星では、火星の見頃が続いています。21日には、宵の南の空で赤く輝く火星に月が接近します。下旬になると日の入り後の西の低空で、水星が見つけやすくなります。

東京の星空

東京の星空(2021年1月中旬20時頃)
画像サイズ:中解像度(2000 x 2000) 高解像度(5500 x 5500)

カレンダー(1月)

1日元日
2日地球が近日点通過
3日23時頃、しぶんぎ座流星群が極大(見頃は4日未明。1時間に20個程度。極大時刻と日本での見頃が近い点では好条件だが、月の条件は悪い。流星数は当たり外れが大きい)
5日小寒(太陽黄経285度)
6日下弦
11日成人の日
13日新月
14日天王星が留
17日土用の入り(太陽黄経297度)
20日大寒(太陽黄経300度)
21日上弦
24日水星が東方最大離角/土星が合
29日満月/木星が合
30日水星が留

流星群の極大日、時刻は、IMO(International Meteor Organization/国際流星機構)の予報をもとに掲載しています。流星群の流星出現個数は、見頃の時期に、天の川が見えるような暗い空で一般の方が観察したときに、1時間あたりに見られる最大の流星数の目安です。街明かりの中で観察したり、見頃でない時期に観察したりした場合には、数分の1になることがあります。反対に、空の条件や観察者の熟練度などによって、数倍の数の流星を見ることができる場合があります。

惑星

水星
日の入り後の西の低空に位置しています。下旬に向けて高度が上がり、24日に東方最大離角となります。東京では21日から28日の間、日の入り30分後の高度が10度を超え、観察しやすくなります。21日から28日の明るさはマイナス0.8等から0等。
金星
日の出前の南東の低空に位置しています。見かけの位置が太陽に近く、観察は難しいでしょう。
火星
うお座を東に移動し、上旬にはおひつじ座に入ります(順行)。宵の南から南西の空に見え、明るさはマイナス0.3等から0.4等。
木星
見かけの位置が太陽に近く、観察には適していません。29日に合となります。
土星
見かけの位置が太陽に近く、観察には適していません。24日に合となります。

(参照)暦計算室ウェブサイト今日のほしぞら」では、代表的な都市の星空の様子(惑星や星座の見え方)を簡単に調べることができます。こよみ用語解説天象の項では、最大離角、衝、合、留などの惑星現象の用語について解説しています。