月が金星に接近(2020年8月)

日の出前の東の空に注目しよう
8月の日の出前の東の空には、7月よりやや高度を上げた金星が明るく光っています。金星は、13日に西方最大離角となります。
15日、16日には、19日に新月となる細い月が金星に近づき、目を引く眺めとなります。早起きをして、東の方角が開けた場所で観察してみてください。
月は、15日には金星の上にありますが、翌16日には金星の左下にまで位置を変えます。
9月に入ると金星は徐々に高度を下げていき、12月末頃まで日の出前の東の空に見えています。
月は1カ月弱で星空を1周し、そのたびごとに金星に近づいて、美しい光景を見せてくれます。毎月の月と金星の接近を楽しみましょう。
(参照)暦計算室ウェブサイト:「今日のほしぞら」では、代表的な都市の星空の様子(惑星や星座の見え方)を簡単に調べることができます。こよみ用語解説の天象の項では、最大離角、衝、合、留などの惑星現象の用語について解説しています。