自然科学研究機構 国立天文台

東京の星空・カレンダー・惑星(2019年10月)

概要

10月3日から6日にかけて、夕方の空で月が木星と土星に接近します。11月以降は木星が西の地平線に近づいて見づらくなるため、月が2惑星に次々と接近するのを楽しめる時期はそろそろ終わりとなります。また10月は、3つの流星群が相次いで極大を迎えます。いずれも最大で1時間あたり5個程度と流星数は少ないのですが、見頃の時期に夜空を見上げてみてはいかがでしょう。運が良ければいくつかの流星を目にすることができるかもしれません。

東京の星空

東京の星空(2019年10月中旬20時頃)
画像サイズ:中解像度(2000 x 2000) 高解像度(5500 x 5500)

カレンダー(10月)

6日上弦
8日寒露(太陽黄経195度)
9日このころ、10月りゅう座流星群が極大(見頃は9日の夜のはじめ頃。1時間に1個程度。月が明るく条件が悪い)
10日このころ、おうし座南流星群が極大(見頃は9月25日頃から10月5日頃までの夜半頃。1時間に2個程度)
14日体育の日/満月
20日水星が東方最大離角
21日土用の入り(太陽黄経207度)/下弦
22日休日/このころ、オリオン座流星群が極大(見頃は極大を中心とする4~5日間の未明。1時間に5個程度。条件がよい)
24日霜降(太陽黄経210度)
28日新月/天王星が衝

流星群の極大日、時刻は、IMO(International Meteor Organization/国際流星機構)の予報をもとに掲載しています。流星群の流星出現個数は、見頃の時期に、天の川が見えるような暗い空で一般の方が観察したときに、1時間あたりに見られる最大の流星数の目安です。街明かりの中で観察したり、見頃でない時期に観察したりした場合には、数分の1になることがあります。反対に、空の条件や観察者の熟練度などによって、数倍の数の流星を見ることができる場合があります。

惑星

水星
日の入り後の南西の低空に位置しています。20日に東方最大離角となりますが、日の入り30分後の高度は5度ほどしかなく、観察は難しいでしょう。
金星
日の入り直後の西から南西の低空に位置しています。見かけの位置が太陽に近く、観察は難しいでしょう
火星
おとめ座を東に移動しています(順行)。日の出直前の東の低空に位置していますが、見かけの位置が太陽に近く、観察は難しいでしょう。
木星
へびつかい座を東に移動しています(順行)。日の入り後の南西の低空に位置していますが、下旬になると日の入り後3時間ほどで沈んでしまいます。明るさは、マイナス2.0等からマイナス1.9等。
土星
いて座を東に移動しています(順行)。宵の南から南西の空に見え、明るさは、0.5等から0.6等。

(参照)暦計算室ウェブサイト今日のほしぞら」では、代表的な都市の星空の様子(惑星や星座の見え方)を簡単に調べることができます。こよみ用語解説天象の項では、最大離角、衝、合、留などの惑星現象の用語について解説しています。