自然科学研究機構 国立天文台

今年最小の満月(2019年9月)

2019年最大の満月と最小の満月の視直径を比較した図
画像サイズ:中解像度(2000 x 1265) 高解像度(5500 x 3480)

遠い月と近い月

中秋の名月の翌日、9月14日は、満月が今年最も小さく見える日です。
月は、地球の周りを公転しています。月の軌道は円形ではなく楕円形をしているため、地球と月との距離は一定ではありません。また、月の軌道は太陽や地球などの重力を受けてわずかに変化するため、月が地球に最も近づく位置(近地点)や最も遠ざかる位置(遠地点)(注1)での距離は、毎回異なります。満月における地心距離(地球の中心から月の中心までの距離)(注2)は、およそ35万6千キロメートルから40万6千キロメートルの間で変化します。そして、月の見かけの大きさ(視直径)(注3)は、地球と月との距離が近いときには大きく、遠いときには小さくなり、最も大きな満月は最も小さな満月に比べて、約14パーセント視直径が大きく、約30パーセント明るく見えます。
2019年で最も大きな満月となったのは2月20日でした。

2019年で最も小さな満月となる9月14日には、月は、9月13日22時32分に遠地点を通過し、9月14日13時33分に満月となります。満月の瞬間の地心距離は約40万6千キロメートル、視直径は29分24秒角です。

(参照)暦計算室ウェブサイト今日のほしぞら」では、代表的な都市の星空の様子(惑星や星座の見え方)を簡単に調べることができます。暦wiki「大きな満月、小さな満月」には、満月の大きさの変化に関する詳しい説明があります。