東京の星空・カレンダー・惑星(2019年3月)
概要
今月は、惑星と月の接近を明け方の空で楽しむことができます。また、春は、銀河の観望の好機です。春の星座の方向にたくさんの銀河を見つけることができます。夜はまだ寒い日もありますが、寒さ対策をしっかりして銀河探訪を楽しんでみてはいかがでしょうか。
東京の星空

カレンダー(3月)
5日 | 水星が留 |
6日 | 啓蟄(太陽黄経345度) |
7日 | 新月/海王星が合 |
14日 | 上弦 |
15日 | 水星が内合 |
18日 | 彼岸の入り |
21日 | 春分の日/春分(太陽黄経0度)/満月 |
27日 | 水星が留 |
28日 | 下弦 |
惑星
- 水星
- 東京では3月3日までの日の入り30分後の高度が10度を超え、観察しやすくなります。その後、徐々に高度を下げ、15日に内合となります。中旬以降は見かけの位置が太陽に近く、観察は難しいでしょう。3月1日から3日までの明るさは、マイナス0.1等から0.4等。
- 金星
- 日の出直前の南東の低空に見えます。明るさは、マイナス4.1等からマイナス4.0等。
- 火星
- おひつじ座を東に移動し、下旬にはおうし座に移ります(順行)。宵の西の空に見え、明るさは、1.2等から1.4等。
- 木星
- へびつかい座を東に移動しています(順行)。日の出前の南の空に見え、明るさは、マイナス2.0等からマイナス2.2等。
- 土星
- いて座を東に移動しています(順行)。日の出前の南東の低空に位置し、明るさは0.6等。
(参照)暦計算室ウェブサイト:「今日のほしぞら」では、代表的な都市の星空の様子(惑星や星座の見え方)を簡単に調べることができます。こよみ用語解説の天象の項では、最大離角、衝、合、留などの惑星現象の用語について解説しています。