自然科学研究機構 国立天文台

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月が金星、木星に接近(2019年1月)

夜明け前の空で、月と二つの惑星が共演

2019年1月上旬 日の出1時間前の東京の空
画像サイズ:中解像度(2000 x 1265) 高解像度(5500 x 3480)

2019年、新年早々の明け方、南東の空では、金星と木星が鋭い輝きを放っています。今月は、2回にわたって新月前の細い月が、この二つの惑星に近づきます。

まず1月1日、初日の出を待つ人の目を楽しませてくれるのは、きれいに地平線に向かって並んだ月齢24.6の月と金星、木星の様子です。マイナス4.5等の金星とマイナス1.8等の木星は、明るくなり始めた空の中でも、よく見えるでしょう。それから翌日2日、夜明け前の時刻、月はさらに細くなって、金星のすぐ近くに見えます。普通の双眼鏡があれば、同じ視野の中で月と金星の様子が楽しめるでしょう。3日になると、さらに欠けた月が、木星の近くに位置するようになり、次の日には木星よりも低い位置になります。

2019年1月下旬 日の出1時間前の東京の空
画像サイズ:中解像度(2000 x 1265) 高解像度(5500 x 3480)

このあと、金星は徐々に高度を下げていき、下旬には木星と並びます。この木星と金星の接近については、詳しくは「明け方の空で金星と木星が接近(2019年1月)」をご覧ください。接近後、木星のほうが高い位置で見えるようになります。31日、そこへ再び、欠けゆく月が、今度は木星から先に近づきます。この時も、十分に近いので、双眼鏡での観察をお勧めします。そして、翌2月1日には、月は金星の左下まで移動します。

月は、およそ1カ月かけて星空の中をめぐっていくので、惑星との接近はしばしば起こりますが、このように、そのたびごとに様子は変化します。そういった違いに着目して観察するのも面白いかもしれません。

(参照)暦計算室ウェブサイト今日のほしぞら」では、代表的な都市の星空の様子(惑星や星座の見え方)を簡単に調べることができます。こよみ用語解説天象の項では、最大離角、衝、合、留などの惑星現象の用語について解説しています。