自然科学研究機構 国立天文台

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2018年最大の満月(2018年1月)

2017年から2018年の月の地心距離と満月の日付を表した図
画像サイズ:中解像度(2000 x 1265) 高解像度(5500 x 3480)

新年早々に、2018年最大の満月を見よう!

年明け早々の1月2日の満月は、2018年で最も大きく見える満月です。
月は、地球の周りを公転しています。月の軌道は円形ではなく楕円形をしているため、地球と月との距離は一定ではありません。また、月の軌道は太陽や地球などの重力を受けてわずかに変化するため、月が地球に最も近づく位置(近地点)や、最も遠ざかる位置(遠地点)での距離は、上の図のように毎回異なります。満月における地心距離(地球の中心から月の中心までの距離)は、およそ35万6千キロメートルから40万6千キロメートルの間で変化します。そして、月の視直径(注1)は、地球と月との距離が近いときには大きく、遠いときには小さくなります。最も大きな満月は最も小さな満月に比べて、14パーセント視直径が大きく、30パーセント明るく見えます。

2018年で最も大きな満月となる1月2日には、月は6時49分に近地点を通過し、11時24分に満月となります。満月の瞬間の地心距離は約35万7千キロメートル、視直径は33分30秒角です。
2018年で最も小さな満月となるのは7月28日です。月は7月27日14時44分に遠地点を通過し、28日の5時20分に満月となります。満月の瞬間の地心距離は約40万6千キロメートル、視直径は29分25秒角です。

2018年最大の満月と最小の満月の視直径を比較した図
画像サイズ:中解像度(2000 x 1265) 高解像度(5500 x 3480)

月を実際の夜空に並べて大きさを比べることはできませんが、上の図のように2018年最大の満月と最小の満月を比較すると、大きさの違いがよくわかります。

最近では大きく見える満月が話題にのぼり、注目されるようになってきました。しかし、数字ばかりを気にするのではなく、実際に空に目を向けて月を眺めてみましょう。
1月2日の日の出前、西の空に目を向けると、天気が良ければ近地点通過のころの「ほぼ」満月が、沈んでいくようすを見ることができます。そして、月の入りからしばらく経つと、日の出を迎えます。満月の時の月は、地球をはさんで太陽とは反対の方向にあるということを、実感できるかもしれません。
「日の出前の空に惑星が大集合」のトピックスでも紹介していますが、このころは水星も観察しやすくなっています。早起きして水星、2018年最大の月の入り、そして日の出を眺めてみてはいかがでしょうか。西も東も空の低い位置までよく見える場所で観察してみてください。 各地の太陽や月の出入りの時刻は、暦計算室ウェブサイトで調べることができます。

2018年1月2日の主な都市での月の入り、日の出、月の出の時刻

都市月の入り月の近地点通過日の出満月月の出
札幌6時42分6時49分7時06分11時24分16時34分
仙台6時31分6時53分16時49分
東京6時30分6時51分17時00分
京都6時45分7時05分17時18分
福岡7時04分7時23分17時44分
那覇7時00分7時17分18時10分

「スーパームーン」について

「スーパームーン」という言葉は天文学の用語ではなく、定義もはっきりしません。詳しくはよくある質問の質問2-7)『スーパームーン』ってなに?をご覧ください。