自然科学研究機構 国立天文台

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日の出前の空に惑星が大集合(2018年1月)

2018年1月10日から15日の日の出前の惑星と月の位置を示した図
画像サイズ:中解像度(2000 x 1265) 高解像度(5500 x 3480)

早起きして惑星たちと月の共演を楽しもう!

1月の日の出前の空には惑星がたくさん見え、とてもにぎやかです。
惑星は、太陽の周りを公転しているため、背景の星空の中での位置を変えていきます。1月上旬から中旬にかけて、惑星の位置の変化に注目してみましょう。
まず、1月2日には水星が西方最大離角となり、観察しやすくなります。7日には火星と木星が接近します。そして、13日には低空ではあるものの、水星と土星が接近します。さらに、11日から15日にかけて、月がこれらの惑星の近くを通り過ぎていきます。早起きして、日々位置関係が変化していく惑星や、月を楽しんでみてはいかがでしょうか。

水星が西方最大離角(1月2日)、水星と土星の接近(1月13日)

2017年12月下旬から2018年1月中旬の水星と土星の位置を示した図
画像サイズ:中解像度(2000 x 1265) 高解像度(5500 x 3480)

水星は、太陽系の最も内側を公転している惑星です。水星は、見かけの位置が太陽からあまり離れないため、日の出直前、または日の入り直後の低空にしか見ることができません。そして、太陽からの見かけの位置が最も離れる「最大離角」前後が水星観察のチャンスとなります。1月2日に水星は太陽の西側に最も離れる「西方最大離角」となり、この前後は日の出前の東の低空で見つけやすくなります。12月23日から1月8日にかけては日の出30分前の水星の高度が10度を超え、観察しやすいでしょう。
13日には低空ではありますが、水星と土星が接近して見えます。双眼鏡を使うと観察しやすいですが、誤って双眼鏡を太陽に向けないよう、日の出前には観察を終えるようにしましょう。

木星と火星の接近

2018年12月下旬から2018年1月中旬の木星と火星の位置を示した図
画像サイズ:中解像度(2000 x 1265) 高解像度(5500 x 3480)

1月7日前後、木星と火星が接近するようすを観察することができます。木星よりも内側を公転している火星は見かけの動きが大きく、木星との位置関係が日々変わっていくようすを楽しむことができます。最も接近する7日には、木星と火星が満月の視直径(注1)よりも近い位置に見えます。双眼鏡や、低倍率の望遠鏡で観察してみてはいかがでしょうか。

(注1)天球上における天体の見かけの直径のことで、度、分、秒の角度で表される(1度=60分角、1分=60秒角)。月の平均視直径は、約0.5度(30分角)。本文へ戻る

参照:暦計算室ウェブサイト

今日のほしぞら」では、代表的な都市の星空の様子(惑星や星座の見え方)を簡単に調べることができます。こよみ用語解説天象の項では、最大離角、衝、合、留などの惑星現象の用語について解説しています。