ほしぞら情報 2015年7月
目次
東京の星空

カレンダー(7月)
2日 | 満月 / 半夏生(太陽黄経100度) |
7日 | 地球が遠日点通過 / 小暑(太陽黄経105度) |
9日 | 下弦 |
10日 | 金星が最大光度 |
16日 | 新月 |
20日 | 海の日 / 土用(太陽黄経117度) |
23日 | 金星が留 / 大暑(太陽黄経120度) |
24日 | 上弦 / 水星が外合 |
27日 | 天王星が留 |
30日 | このころ、みずがめ座δ(デルタ)流星群が極大(ほぼ一晩中、月明かりの影響がある) |
31日 | 満月 |
流星群の極大日、時刻は、IMO(International Meteor Organization / 国際流星機構)の予報をもとに掲載しています。
惑星
- 水星
- 上旬は日の出直前の東の低空に見つけることができます。その後は徐々に高度を下げ、月の後半は見かけ上太陽に近く観察が難しくなります。
- 金星
- 日の入り後の西の空に見えていて、10日には最大光度を迎えます。少しずつ高度を下げ下旬には観察しにくくなりますが、明るいため低空でもたいへん目立ちます。明るさはマイナス4.4等~マイナス4.3等、最大光度の頃はマイナス4.5等。
- 火星
- 見かけの位置が太陽に近く観察には適しません。月末には日の出直前の東の低空に姿を現しますが観察は難しいでしょう。
- 木星
- しし座にあり、日の入り後の西の空に見えます。徐々に高度を下げ下旬には低空で観察しにくくなります。明るさはマイナス1.8等~マイナス1.7等。
- 土星
- てんびん座にあり、20時前後に南の空に見えていて観望の好機です。明るさは0.2等~0.4等。
参照:暦計算室ウェブサイト
「今日のほしぞら」では、代表的な都市の星空の様子(惑星や星座の見え方)を簡単に調べることができます。こよみ用語解説の天象の項では、最大離角、衝、合、留などの惑星現象の用語について解説しています。
トピックス
金星と木星が接近

日の入り後の西の空には、金星と木星の2つの明るい惑星が見えます。金星と木星は、6月下旬から見かけ上少しずつ近づいていましたが、7月1日に最も接近します。そのときは、互いの距離が月の見かけの大きさを切るほどになります。その後、2つの惑星は高度を少しずつ下げながら再び離れていきますが、7月前半までは夕空に並ぶようすを楽しむことができます。 また、金星は10日に最大光度を迎えマイナス4.5等の明るさになります。 夕空で明るく輝く2つの惑星の姿にぜひ注目してください。
土星が見頃、月と土星が接近

土星が見頃となっています。土星は、日の入り後空が暗くなる頃に南の空に見えていて、真夜中に西の空に沈みます。望遠鏡を向けると、土星本体と大きく傾いた見応えのある環を楽しむことができます。
26日には土星に月齢10.4の月が近づき、夜空で目をひくことでしょう。
