ほしぞら情報2014年7月
目次
東京の星空

カレンダー(7月)
1日 | 水星が留 |
2日 | 半夏生(太陽黄経100度) |
4日 | 地球が遠日点通過 |
5日 | 上弦 |
7日 | 小暑(太陽黄経105度) |
12日 | 満月 |
13日 | 水星が西方最大離角 |
19日 | 下弦 |
20日 | 土用の入り(太陽黄経117度) |
21日 | 海の日 |
22日 | 土星が留 / 天王星が留 |
23日 | 大暑(太陽黄経120度) |
25日 | 木星が合 |
27日 | 新月 |
30日 | このころ、みずがめ座δ南流星群が極大(月明かりがなく、条件が良い) / このころ、やぎ座α流星群が極大(月明かりがなく、条件が良い) |
惑星
- 水星
- 日の出直前の東の低空に姿を現していますが、7月上旬は高度が低く観察には適しません。中旬は観察しやすくなり、13日に西方最大離角となります。下旬には再び高度が低くなり観察しにくくなります。明るさは2.4等~マイナス1.4等。
- 金星
- 日の出前の東の低空で明るく輝いています。明るさはマイナス3.9等。
- 火星
- おとめ座にあり、明るさは0.0等~0.4等。夜半頃に沈みます。
- 木星
- 見かけの位置が太陽に近く観察には適しません。
- 土星
- てんびん座にあり、明るさは0.4等~0.5等。日の入り後の南の空に見えていて夜半頃に沈みます。
参照:暦計算室ウェブサイト
トピックス
火星・土星と月の接近
夜空が暗くなった夜9時頃、南西の空には火星、土星の2つの惑星が見えています。また、火星のすぐ近くにはおとめ座の1等星スピカが輝いています。7月5日から8日にかけて、この2つの惑星とスピカに月が近づくようすを見ることができます。月は、6日は火星とスピカに、8日は土星に最も近づきます。

火星とスピカの接近
5月下旬以降おとめ座を東へと移動(順行)している火星は、7月中旬に1等星スピカに接近します。火星がスピカに最も近づくのは14日で、その前後数日は双眼鏡の視野に2つの明るい星が並ぶようすを見ることができます。真っ赤な火星と真っ白なスピカ、2つの星の色の違いを楽しむのもよいでしょう。

水星を見つけよう
7月中旬は日の出前の東の低空で水星を探してみましょう。水星は7月13日に西方最大離角となり、その後数日は日の出の頃の高度が高く、見つけやすくなります。水星よりも高い位置には明けの明星・金星が輝いていますので、金星を目印に水星を探してみましょう。24日、25日は細い月が加わり美しい眺めとなりますが、その頃は水星の高度はだいぶ低くなってしまいます。東の空が開けた場所で月、金星、水星の共演を楽しんでください。
