ほしぞら情報2014年6月
目次
東京の星空
カレンダー(6月)
6日 | 上弦 / 芒種(太陽黄経75度) |
7日 | 水星が留 |
10日 | 海王星が留 |
11日 | 入梅(太陽黄経80度) |
13日 | 満月 |
20日 | 下弦 / 水星が内合 |
21日 | 夏至(太陽黄経90度) |
27日 | 新月 |
28日 | このころ、6月うしかい座流星群が極大(月明かりがなく、条件が良い) |
惑星
- 水星
- 日の入り直後の西の低空に見えています。6月初めは高度が高く今年最も観察しやすい条件となります。6月上旬の明るさは1.3等~2.9等。中旬以降は高度が低くなり観察には適さなくなります。6月20日に内合となり、6月末から7月初めには日の出直前の東の低空に姿を現すようになります。
- 金星
- 日の出前の東の低空で明るく輝いています。明るさはマイナス4.0等~マイナス3.9等。
- 火星
- おとめ座にあり、明るさはマイナス0.5等~0.0等。夜半過ぎに沈みます。
- 木星
- ふたご座にあり、明るさはマイナス1.9等~マイナス1.8等。日の入り後の西の空に見えています。観察シーズンも終わりに近づいています。
- 土星
- てんびん座にあり、明るさは0.2等~0.4等。21時頃にはほぼ南の空に見えていて、観察の好機です。
参照:暦計算室ウェブサイト
トピックス
西の空の月、木星、水星
6月1日、日の入り後の西の低空で明るく輝く木星の近くに、月齢3.7の細い月が並び、美しい光景となります。西の空が開けた場所では、木星よりもさらに低いところに水星を見つけることができるでしょう。6月初め頃の水星は日の入り後の高度が高く今年最も観察しやすい条件となりますので、ぜひ探してみましょう。
火星・土星と月の接近
日の入り後、夜空が暗くなる頃、南の空には火星と土星の2つの惑星が見えています。6月7日、8日には火星に、6月10日は土星に、月が近づきます。
夜空での火星の動き
4月に衝を迎え地球に接近した火星は、再び地球から離れつつあります。明るさも、4月の衝の頃に比べるとだいぶ暗くなってきました。
火星は5月中旬まではおとめ座の中を西へと移動していましたが(逆行)、5月21日(留)を境に、その移動の向きを変え東へと移動し(順行)、7月には再びスピカに近づきます。引き続き火星の動きに注目しましょう。