ほしぞら情報2013年10月
目次
東京の星空

カレンダー(10月)
5(土) | 新月 |
8(火) | 寒露(太陽黄経195度) |
9(水) | 10月りゅう座流星群(ジャコビニ流星群)が極大(月明かりがなく条件は良い) / 水星が東方最大離角 |
12(土) | 上弦 |
14(月) | 体育の日 |
19(土) | 満月 |
20(日) | 土用の入り(太陽黄経207度) |
21(月) | オリオン座流星群が極大(近くに月があり条件は最悪) |
23(水) | 霜降(太陽黄経210度) |
27(日) | 下弦 |
惑星
- 水星
- 10月9日に東方最大離角を迎え、10月前半は日の入り直後の西の低空に見えます。下旬は太陽に近づき観察することはできません。上旬の明るさは0等~0.1等。
- 金星
- 日の入り後の西の空に見えています。日の入り時の高度は約20度。明るさはマイナス4.2等~マイナス4.4等。
- 火星
- しし座にあり日の出前の東の空に見えています。明るさは1.6等~1.5等。
- 木星
- ふたご座にあり、夜半前に東の空から昇ってきます。明るさは、マイナス2.2等~マイナス2.4等。
- 土星
- おとめ座にあり、10月前半は日の入り直後の西の低空に見えますが、下旬以降は太陽に近づき観察することはできません。
参照:暦計算室ウェブサイト
トピックス
夕方の南西の低空に注目
日の入り後の南西の低空には、宵の明星・金星がおよそマイナス4等の明るさで輝いています。10月8日とその前後は、この金星の近くに細い月が輝き目をひく光景となります。西の低空が晴れ渡っていれば、金星よりもさらに低い位置に、水星や土星も見つけることができるかもしれません。

10月17日頃には、さそり座の1等星アンタレスに金星が近づきます。明るく輝く金星のすぐ近くにあるアンタレスを探してみましょう。

アイソン彗星
11月から12月にかけて、肉眼で見えるほど明るくなると期待されている彗星があ ります。11月29日に太陽に最も近づく(近日点通過)アイソン彗星(C/2012 S1(ISON))です。
アイソン彗星は、10月には明け方の東の空でしし座を移動中で、中旬には、同じくしし座を移動する火星に近づきます。しかし、この頃にはまだ肉眼で見えるほどの明るさには達していないだろうと考えられます。
