ほしぞら情報2013年9月
目次
東京の星空

カレンダー(9月)
1(日) | 二百十日 |
5(木) | 新月 |
7(土) | 白露(太陽黄経165度) |
13(金) | 上弦 |
16(月) | 敬老の日 |
19(木) | 満月 / 中秋の名月 |
20(金) | 彼岸の入り |
23(月) | 秋分の日 / 秋分(太陽黄経180度) |
27(金) | 下弦 |
惑星
- 水星
- 日の入り直後の西の低空にあります。9月上旬は太陽にかなり近く、下旬にかけて少しずつ太陽から離れていきます。しかし日の入り直後の高度は10度を切るため、観察しにくいでしょう。下旬の明るさはマイナス0.2等~マイナス0.1等。
- 金星
- 日の入り後の西の空に見えています。日の入り時の高度は約20度。明るさはマイナス4.0等~マイナス4.2等。
- 火星
- かに座にあり日の出前の東の空に見えています。9月終わりにはしし座に移ります。明るさは1.6等。
- 木星
- ふたご座にあり、真夜中に東の空から昇ってきます。明るさは、マイナス2.0等~マイナス2.2等。
- 土星
- おとめ座にあり、日の入り後の南西の空低く見えています。明るさは0.7等。
参照:暦計算室ウェブサイト
トピックス
夕方の南西の空に注目
9月、日の入り後の南西の空に見えている一番星は、宵の明星・金星です。空が少し暗くなってくると、およそマイナス4等で輝く金星の近くに、0.7等の土星も見えてきます。
上旬は、金星、土星、おとめ座の1等星スピカが、日の入り後の南西の低空に集まって見えています。9月8日から10日にかけては、これに細い月も加わり、目をひく光景となるでしょう。

また、金星と土星のお互いの位置関係が、日々少しずつ変わっていくようすも観察することができます。とくに、9月18日は、金星と土星は見かけ上およそ3.5度まで近づきます。

中秋の名月
2013年の「中秋の名月」は9月19日です。中秋の名月とは、いわゆる旧暦(太陰太陽暦)8月15日の夜の月のことで、日本では9世紀末頃に、この夜の月を愛でる習慣が始まったといわれています。
昨年、今年と、中秋の名月の日は満月の日にあたっていますが、年によっては必ずしも満月になりません。
なお、いわゆる旧暦9月13日の月のことを「後(のち)の月」と呼び、この日にもお月見をする習慣があります。今年の「後の月」は10月17日です。
