科学研究部とは
現代天文学の研究対象は宇宙の過去から未来、宇宙論から恒星・惑星まで、時間と空間のあらゆるものに広がっています。それに応じて研究方法も可視や電波にとどまらず、広範囲な電磁波、さらに重力波、ニュートリノ、宇宙線といった観測手段が開拓され、観測天文学を豊かにしてきました。一方で紙と鉛筆の理論天文学も、スーパーコンピュータの中に天体を再現して研究する天文シミュレーションが理論天文学を強力なものにしました。
近年、天文学研究は新たな発展時期を迎えています。理論研究を行うことで、すばる望遠鏡やALMAなど最新の観測装置から得られる観測結果を解釈し、その現象の本質を理解する理論と観測の融合。重力波源天体に向けたすばる望遠鏡の観測で天体の正体を解き明かすような、電磁波とそれ以外のメッセンジャーを組み合わせたマルチメッセンジャー観測。X線・光学赤外線・電波を組み合わせた多波長観測天文学などが、発展方向として急速に進歩しています。
科学研究部は宇宙の過去から未来、宇宙論から恒星・惑星まで、時間と空間のあらゆるものを研究する部門です。そして理論と観測の融合、マルチメッセンジャー天文学といった発展方向から研究する部門です。
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