太陽系外惑星探査プロジェクト室

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太陽系外惑星探査プロジェクト室

太陽系外惑星探査プロジェクト室とは

太陽系の外にある恒星を周回する惑星(系外惑星)は、1995年の発見以来すでに3000個以上が報告されていますが、惑星を直接に画像に写した例は極めて限られています。私たちの太陽系を遠方から眺めるように惑星系を直接観測することは究極の観測法として期待されています。そのためには、明るい恒星のすぐ近くにある暗い惑星を調べる特別な技術(高コントラスト技術)が必要になります。また、近くの恒星のまわりの「第2の地球」の探査は現在でも未開拓です。太陽系外惑星探査プロジェクト室は、現行のすばる望遠鏡や将来の宇宙望遠鏡計画による高コントラスト観測を実現し、さらに、赤外線を活用した地球型惑星探査装置を開発し、巨大惑星から地球型惑星へと、ステップを経て系外惑星とその誕生の場の研究を推進します。宇宙で私たち人類は特別な存在なのか、それとも、生命が育まれているような第2の地球は存在するか、といった問いに答えたいと考えています

研究成果と将来の想像図

太陽型恒星GJ504をめぐる「第二の木星」の画像

すばる望遠鏡用装置HiCIAO+AO188による、太陽型恒星GJ504をめぐる「第二の木星」の画像(右上)。

コロナグラフを応用した高コントラスト宇宙望遠鏡の案

コロナグラフを応用した高コントラスト宇宙望遠鏡の案。現在は、すばる望遠鏡による戦略的観測SEEDS、地球型惑星探査赤外線装置IRDの開発、TMT用コロナグラフSEITの開発、 WFIRST用スペースコロナグラフWACOの検討を行っています。

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