Scientific Goals and Missions—太陽観測科学プロジェクト
Purpose
太陽観測科学プロジェクトは、日本の太陽観測の中核拠点として、多様な磁気活動の研究に供する観測データを取得・蓄積することで太陽研究の発展に貢献し、さらに、太陽研究を通して得られる知見を宇宙プラズマ現象の理解に応用することを目指す。
Missions
本プロジェクトのミッションを以下に記す。
- 地上観測施設(三鷹望遠鏡群、野辺山強度偏波計)の安定運用に責任をもつともに、現在運用中の「ひので」衛星と開発中のSOLAR-C衛星をJAXAと協力して推進する。国内外の研究者との共同利用・共同研究を促進することで、科学成果を創出する。
- 宇宙プラズマ研究のディスカバリスペースを開拓するため、地上・スペースの次世代観測計画への展開も視野に入れた先端的技術開発および小規模飛翔体実験を実施する。
Primary Scientific Goals
本プロジェクトの主要科学達成目標を以下に記す。
- 極大期における太陽大気を多波長観測で多角的にとらえることで、太陽活動の短期・長期変動とそれが内部太陽圏に及ぼす影響を明らかにする。
- 高精度な偏光観測により、太陽表面から上層にわたる3次元的な磁場構造とその時間変化をとらえることで、大気加熱と突発現象の原因となる磁場構造を同定する。
Target Date
2028年3月末