Scientific Goals and Missions—すばる超広視野多天体分光器プロジェクト
Purpose
すばる超広視野多天体分光器プロジェクトは、すばる望遠鏡に広視野かつ広帯域分光という比類のない観測能力を供し、遠方宇宙を広い天域にわたって観測することにより、宇宙の大規模構造の起源を研究することを目指す。
Missions
本プロジェクトのミッションは、最先端の観測所であり続け、そしてより広範なコミュニティーに拡大するために超広視野多天体分光器(PFS)を「すばる望遠鏡」に開発導入し、広視野かつ広帯域分光での天文観測における今後10年以上の新たな科学要求を設計する。
Primary Scientific Goals
本プロジェクトの主要科学達成目標は、現在標準的な宇宙モデルとして広く受け入れられているΛCDMモデルに対し、宇宙論的時間、銀河から大規模構造に至る広い空間スケールにわたって包括的に検証し、宇宙モデルを解明することである。そのために、宇宙論的観点から宇宙項及びニュートリノ質量比の検証、宇宙論的時間にわたる階層的銀河形成の定量化、および我々の銀河系及びアンドロメダ銀河の形成過程を通して暗黒物質の性質を解明することを目指す。
Target Date
2025年3月末