Scientific Goals and Missions—重力波プロジェクト

Purpose

重力波プロジェクトは大型低温重力波望遠鏡KAGRAを通じて重⼒波の国際共同観測に貢献し、重⼒波天⽂学およびマルチメッセンジャー天⽂学の開拓を⽬指す。また、⼲渉計型重⼒波アンテナTAMA300を⽤いて重⼒波望遠鏡のための先進技術開発を推進する。

Missions

本プロジェクトのミッションは、東京大学宇宙線研究所および高エネルギー加速器研究機構等との協力のもとでKAGRAの運用および運営に貢献し、重力波の国際共同観測への参加、KAGRAのアップグレードおよび将来計画の策定を行うことである。また、TAMA300を重力波望遠鏡のための先端技術開発拠点とし、国際共同研究による技術開発を推進することである。

Primary Scientific Goals

本プロジェクトの主要科学達成目標を以下に記す。

  1. 2027-2028年頃に開始予定の第5期重力波観測(O5)に参加する。ただし、O5開始時期には不確定性があり、もし第4期中期計画期間中にO5が開始されなかった場合には、O5へ参加するに値する準備状況、具体的には連星中性子星合体距離10-25Mpc相当の感度の実現あるいはその見込を達成することを目標とする。
  2. O5以降に導入が予定されるKAGRA用の量子光学光源Squeezerの開発を国際共同研究で推進する。TAMA300施設を用いた先端干渉計技術開発計画を策定し、国際共同研究で開発を開始する。

Target Date

2028年3月末

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