Scientific Goals and Missions—重力波プロジェクト
Purpose
重力波プロジェクトは、大型低温重力波望遠鏡「KAGRA」と干渉計型重力波アンテナ「TAMA300」を通じて国際重力波観測に貢献し、重力波天文学の開拓そしてより広範なコミュニティーの拡大を目指す。
Missions
本プロジェクトのミッションは、関連する研究機関および組織との協力のもとで「KAGRA」運用への参加、そして新技術開発の活動を含む「TAMA300」の推進により、その観測データセットを科学コミュニティーへと供し、重力波天文観測における今後5年の新たな科学要求を設計することである。
Primary Scientific Goals
本プロジェクトの主要科学達成目標を以下に記す。
- レーザー干渉計システムの開発、大口径超低損失の20K極低温鏡の開発、低周波防振装置の開発、補助光学システムの開発、そしてKAGRAコラボレーション下で中性子連星合体レンジ25Mpc以上の感度を実現する。
- TAMA300で開発中の周波数依存スクイージング技術をKAGRAに導入出来るレベルまで成熟させ、さらにTAMA300において次世代重力波レーザー干渉計へ向けた高感度化の研究開発を実施する。
Target Date
2023年3月末