Scientific Goals and Missions—アルマプロジェクト
Purpose
日米欧の三者による国際協力プロジェクトとして、南米チリのアタカマ高地(標高5000m)に口径12mアンテナ(54台以上)および口径7mアンテナ(12台)の高精度電波望遠鏡等から構成される「アタカマ大型ミリ波サブミリ波干渉計」の運用、およびさらなる開発を行い、天体の材料物質(低温ガス・塵)をミリ波サブミリ波観測でとらえ、惑星系や銀河等の形成過程を解明することや生命関連分子の発見を目指す。
Missions
本プロジェクトのミッションを以下に記す。
- 安定した望遠鏡の運用を実現し、最大限の観測時間を利用可能とし、そしてより広範なコミュニティーに拡大するためにユーザーにとって使い勝手の良い運用システムを供する。
- 最先端の観測所を運用・維持し、そして発展させていくことにより、高品質なデータを準備し、そのデータセットを科学コミュニティーへと供する。
- より幅広い分野からの科学要求に即した研究成果が出されると共に、その成果に対して科学コミュニティーからの正当な評価を得る。
- . アルマ2計画によってアルマ望遠鏡の機能を格段に向上させ、比類なき電波観測性能を国際学術コミュニティーに供し、惑星の誕生の現場そして生命素材を含む宇宙での物質の進化の解明に迫る。
Primary Scientific Goals
アルマ2における本プロジェクトの主要科学達成目標を以下に記す。
- 地球軌道スケールでの惑星系形成過程の理解
- 惑星系誕生過程での生命素材物質の理解
- 宇宙における元素合成の開始地点の特定
Target Date
2032年3月末