2日目 10月27日(土) 10時〜19時 (入場は18時まで)

  • 講演1

    星形成研究の最前線:星は今でも生まれている 中村文隆(国立天文台・総合研究大学院大学 准教授)

    太陽のような恒星は今でも宇宙空間のどこかで誕生しています。星の誕生過程は電波望遠鏡や赤外線望遠鏡の発達とともに、近年、劇的に理解が進んできました。さらに、最近では、スーパーコンピュータの高性能化により、コンピュータシミュレーションを用いてコンピュータ内に作られた宇宙空間で星の誕生する過程を自在に再現できるようにまでなってきました。本講演では、そのような最新の研究成果によって明らかにされた星の誕生過程について、理論および観測の両面から紹介します。特に、最近の研究から、銀河系の大半の星は集団(星団)で誕生することが分かってきました。そのような星団が誕生する過程にも焦点を当てて解説します。

    講演2

    壮絶な星の最期 -超新星爆発- 田中雅臣(国立天文台 助教)

    いつも変わらず輝いて見える星も、長い年月をかけて生きており、いずれ寿命を迎えます。その星々の中には、大爆発を起こし、明るく輝いてその一生を終えるものがあります。この大爆発が「超新星爆発」です。ほとんど水素とヘリウムしかない状態で始まった私たちの宇宙は、多数の超新星爆発によって、現在のように様々な元素に満ちた姿となりました。このような重要な役割を果たす一方で、超新星爆発には未だ多くの謎が残されており、現代天文学の一大研究テーマとなっています。超新星爆発をめぐる最新の研究成果を交えながら、壮絶な星の最期に迫ります。

    【場所】すばる棟 大セミナー室

    中継ページ

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  • 銀河系の果てにあるもの 小林尚人(東京大学 准教授)

    わたしたちの住む地球は、たくさんの星があつまった天の川銀河の中にあります。天の川銀河は、外からみると直径が10万光年にもなる大きな円盤のかたちをしていて「銀河系」とも呼ばれています。では実際にその円盤の端まで行ってみると、何がまっているのでしょうか?星がとつぜんなくなって、その先には何もないがらんとした空間が拡がっているだけでしょうか?銀河系のおとなりには、大マゼラン雲、小マゼラン雲、そしてアンドロメダ銀河といった、仲間の銀河達がいます。もしアンドロメダ銀河まで旅をしたとすると、銀河系を出たとたんに何もなくなって、ながいながい退屈な時間をすごしてからやっとアンドロメダ銀河に到達するのでしょうか?最近の研究により、この一見なにもないような”銀河と銀河の間”にも、さまざまなものが存在し、しかも宇宙のなりたちにたいへん大切な役目を果たしていることがわかってきました。

    【場所】東京大学天文学教育研究センター

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  • 昼間でも50センチ望遠鏡で星が観察できるよ!(観望天体:1等星、金星、月などその時見える天体)

    【プロジェクト・団体】天文情報センター
    【場所】50センチ公開望遠鏡

    ※17時以降の観望には、整理券が必要(16時より50センチ公開望遠鏡前で配布)
    ※曇天の場合は、望遠鏡の見学のみ
    ※雨天中止

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  • 天体望遠鏡や双眼鏡を使って宇宙の姿をのぞいてみよう!
    協力メーカー、販売店による天体観望会と機材展示です。

    【協力企業・団体】 株式会社 ビクセン / 株式会社 スコープテック / アストロショップ スカイバード / 三鷹光器 株式会社 / 株式会社 サイトロンジャパン / 株式会社 高橋製作所 / 株式会社 アストロアーツ / 田中光化学工業 株式会社 / 株式会社ミザールテック / 星空案内人(星のソムリエ)/ 一般社団法人日本望遠鏡工業会
    【場所】グラウンド

    ※天気の状況や、業者・団体によって、開始時刻が異なります
    ※雨天中止

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休憩室あり(一部、保育士常駐) グッズ等の販売あり

【お願い】
  • 受付にてプログラム(地図)を配布します。ご来場の際は、必ず最初にお立ち寄りください。
  • 配布資料を持ち帰るためのマイバッグをご持参ください。
  • 当日は自転車とバイクの駐輪場があります。
  • 自動車での来訪はご遠慮ください(10月26日、27日は、国立天文台の来場者用有料駐車場をご利用いただけません)。
  • お体の不自由な方で、車での来訪を希望される場合は、お問い合わせください。別途対応させていただきます。
  • ペットを連れての来訪はご遠慮ください。補助犬(盲導犬、介護犬等)は可能です。

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開催場所
  • ・国立天文台三鷹
  • ・東京大学天文学教育研究センター(国立天文台三鷹に隣接)
  • ・三鷹市星と森と絵本の家(国立天文台三鷹に隣接)
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主催
後援
協力