(プレスキット:画像)天の川銀河中心のブラックホールの撮影に初めて成功

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EHTで撮影した天の川銀河中心の巨大ブラックホールの画像
EHTで撮影した天の川銀河中心の巨大ブラックホールの画像(Credit: EHT Collaboration)オリジナルサイズ(1.7MB) 1:1バージョン(3MB)
イベント・ホライズン・テレスコープ(EHT)・コラボレーションは、EHTの観測から得られた画像を合成し、天の川銀河中心の巨大ブラックホールであるいて座A*の代表的な画像(上段)を作成しました。この画像は異なる画像化手法を用いて得られた何千もの画像を平均することによって得られました。これらの画像はどれも観測データとはとても整合的です。平均画像には異なる画像に共通する特徴が残り、たまにしか現れない特徴は見えなくなります。画像は似たような特徴ごとに分類すると4つのグループに分かれます。下段の画像は4つのグループごとに平均した代表画像です。3つのグループの画像にはリング構造が見られますが、リングの周りの明るさの分布が異なります。4つ目のグループはデータとは整合的であるもののリング状ではない画像を含んでいます。棒グラフはそれぞれのグループに属する画像の相対的な数を示しています。何千もの画像が最初の3つのグループに属していますが、4つ目の最小のグループには数百個の画像しかありません。棒グラフの高さは、平均画像へのそれぞれのグループの画像の相対的な寄与率を示しています。(クレジット:EHT Collaboration)
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イベント・ホライズン・テレスコープ(EHT)・コラボレーションは、EHTの観測から得られた画像を合成し、天の川銀河中心の巨大ブラックホールであるいて座A*の代表的な画像(上段)を作成しました。この画像は異なる画像化手法を用いて得られた何千もの画像を平均することによって得られました。これらの画像はどれも観測データとはとても整合的です。平均画像には異なる画像に共通する特徴が残り、たまにしか現れない特徴は見えなくなります。画像は似たような特徴ごとに分類すると4つのグループに分かれます。下段の画像は4つのグループごとに平均した代表画像です。3つのグループの画像にはリング構造が見られますが、リングの周りの明るさの分布が異なります。4つ目のグループはデータとは整合的であるもののリング状ではない画像を含んでいます。棒グラフはそれぞれのグループに属する画像の相対的な数を示しています。何千もの画像が最初の3つのグループに属していますが、4つ目の最小のグループには数百個の画像しかありません。棒グラフの高さは、平均画像へのそれぞれのグループの画像の相対的な寄与率を示しています。(クレジット:EHT Collaboration) オリジナルサイズ(4.2MB)
2017年観測時のEHT望遠鏡配置図
2017年観測時のEHT望遠鏡配置図(クレジット: NRAO/AUI/NSF)オリジナルサイズ(2.3MB)
2018年以降のEHT望遠鏡配置図
2018年以降のEHT望遠鏡配置図(クレジット: NRAO/AUI/NSF)オリジナルサイズ(874KB)
天の川銀河中心の巨大ブラックホール いて座A* (SgrA*)の電波観測画像
天の川銀河中心の巨大ブラックホール いて座A* (SgrA*)の電波観測画像。いて座A*は太陽系から約2万7000光年の距離にあり、明るい電波源として輝く。中央上部のパネルは東アジアVLBI観測網(EAVN、波長7mm帯)で撮影したいて座A*の電波画像。右のパネルはイベント・ホライズン・テレスコープ(EHT, 波長1.3mm帯)で撮影したいて座A*の電波画像。(クレジット:NASA/JPL-Caltech/ESO/R. Hurt(天の川銀河の想像図)、Cho et al.(EAVNの画像)、EHT Collaboration(EHTの画像)) オリジナルサイズ(3.5MB) テキストナシ(4.3MB)
EHTが撮影した2つの巨大ブラックホール画像。(左図)今回発表された天の川銀河中心(いて座A*)の巨大ブラックホール。(右図)
EHTが撮影した2つの巨大ブラックホール画像。(左図)今回発表された天の川銀河中心(いて座A*)の巨大ブラックホール。(右図) 2019年に発表された楕円銀河M87の中心にある巨大ブラックホール。(クレジット:EHT Collaboration) オリジナルサイズ(675KB)
いて座A*(左)とM87(右)の画像比較
いて座A*(左)とM87(右)の画像比較。上側のリングはEHTで得られたブラックホール近傍画像。下側の画像は東アジアVLBI観測網(EAVN)で得られたブラックホール遠方画像。ブラックホール遠方画像において、M87では強力なジェットが見られるのに対し、いて座A*ではジェットの明確な証拠は得られていない。その一方でEHTで得られたリング画像はお互いとてもよく似ている。(クレジット:EHT Collaboration(EHT画像)、EAVN Collaboration(EAVN画像)) オリジナルサイズ(3.1MB)

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