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2026年2月の星空情報

著者近影三上真世、伊藤博則(国立天文台 天文情報センター)

2026年2月の星空情報です。

暦の上で春の始まりを告げる「立春」。2026年は2月4日。その前日にあたる2月3日が「節分」です。

立春は二十四節気のひとつです。太陽が天球上の決まった位置を通過する瞬間をもとに天文学的に計算されています。地球の公転運動を反映した太陽の運行を計算し、国立天文台が毎年、暦を発表しています。

2月の半ば過ぎには、夕方の西の空で水星が観察のチャンスを迎えます。太陽に最も近い惑星なので、みかけ上太陽からあまり離れません。低い空が開けた場所で、日の入り30分後から1時間ほどの間に探してみてください。近くには土星、さらに低い位置には明るい金星も見え、水星を探す目印になりそうです。

2月後半は月と惑星の共演が見どころです。2月19日から20日にかけて日の入り後の西の空で細い月が水星、土星に近づきます。27日には明るい木星に月が接近します。月と惑星が並ぶ早春の夜空をお楽しみください。

2月の月の暦

2日:満月 9日:下弦 17日:新月 24日:上弦

(三上)

映像制作スタッフおススメ現象ピックアップ「太陽の動きで決定、立春と節分」

2月の朝は、相変わらず暗い。
寒さも抜けず、春という言葉には、まだ実感が伴わない。

それでも暦には、立春と書いてある。
この寒さで春とは、と思いつつ、
太陽の都合なら仕方がない、とも思う。

空は低く、風は冷たい。
布団から出る決定打にはならないが、
「もう少し」という気配だけは、確かにある。

太陽は今日も、見えないところで進んでいるらしい。
早くしてくれ、と思いながら、
遅れたことは一度もないのだから、文句も言いにくい。

暦は、その足取りの記録。
信用しきるほどでもなく、
疑うほどでもない。

今年も節分が来て、豆を用意する。
鬼より先に、寒さが出ていけばいいのに、と思いながら。

春は、まだ先。
けれど、来ることにはなっている。
今月は、その予定表を、静かに眺めている。

(伊藤)

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